長年、

恋愛から遠ざかっていた。



というか、

誰かと向き合うのがしんどすぎて……

辞めていたに近い。



誰かと向き合うことが

しんどい理由は

「プライド」だった。




仕事も不安定で

そもそも20代後半まで

バイトでプラプラしてて、

学もなく、

ろくに誇れるモノもなく、

鬱屈とした日々を過ごしていた。




そんな自分に自信を持てず、

生きていること自体が恥ずかしかった。

その割にプライドだけが高かった。



それもあって

相手に「馬鹿にされたくない」だの、

「笑われたくない」だの、

自尊心を傷つかないように

他人と距離をとっていた。



その当時はきっと

気難しい人と思われてたに違いない。









そして最近だが、

少しずつ角が取れて、

プライドも丸くなったように感じ、

恋愛へのリハビリということで

デートにいった。




久しぶりのデートのお相手はマッチングアプリで知り合った5歳歳上の方。




メッセージの返信は早いが、

何となくメッセージのやり取りが続かない。



ただその方から急に

「デートいきませんか?」と誘われ、

舞い上がってしまった。



しかし、

デートに誘われて嬉しいのも束の間、

相手がデートプランを提示してくると思ったが、

全くノープランで

何故かこっちにデートプランを立てさせられる。




「あれ……誘っておきながら………」


「プランなしってどういうこと??」




かなり不思議に感じたのと同時に違和感を感じた。




ただデートに誘われてウキウキしてたこともあり、

こっちでデートプランを考えた。



初回だし、軽い食事にしようということで

相手の住む場所からほど近い個室のお店を選び会うことにした。








そして当日、会ってみて驚いた。。




「写真と雰囲気が全く違う………。」




それだけで、心はかなり萎えたが

リハビリも兼ねているので

ここで打ち砕かれるわけにもいかず

気さくに相手に話しかける。



しかし、ここでさらに追い打ちをかけるように………



話が全く弾まない😭




コミュニケーション能力の有るなしについては

こっちもアレコレ言える立場ではない。



しかし、それ以上に会話のキャッチボールができない。




それはメッセージのやり取りの段階から気になっていた。



こっちが気になることを質問するばかりで、

相手からは何も問いかけはなく、

私自身に全く興味を持たれていないのかもしれないと感じた。



そして実際に会ってみて

質問されることもなく、

ただただ居心地の悪い空気の中食事をした。。。




とにかく苦痛な時間を過ごし、

こちらの提案で早々に食事を切り上げた。



相手からは好印象だったのか??

デート終わりに

「また会ってください」とのメッセージ……。




ふざけんな。

ふざけんな。

ふざけんな。



ふつふつと怒りが湧き、

この怒りの根源を自分なりに探ってみると



「デート誘ってきたのはお前だろうが!」

「なぜ、こっちがデートプラン決めなきゃいけねぇんだ。」

「一緒に決めよう!と提案して、そっちで決めてって何なん?」

「デートに来て、質問なしって何なん?」

「なんでこっちが質問して、一言二言話して会話を終わらせるんだ?」

「会話を広げるように話せ!」

「そもそも声が小さくて何話してんのか聞こえないんだよ」

「会話ってキャッチボールしないと辛いんだが?」

「てか、こっちに興味あるの?」

 



と怒りが沸きに沸き、


そして最後に出てきたのは




もっと私を大事にしろ!!






これが心の叫びだった。

私は私を大事にしたいし、

大事にしていく。



そして大切なことは

最低や最悪の出来事の中に

ヒントがあるんだなぁと思った。




これからも

出会いは求め続けていこうと思う。

友達なり恋人なり繋がりはやっぱり欲しい。



人生は続く。