香川でのたうつ菓子屋のブログ


映像も展開も、ビックリするぐらいスゴイのですが、

内容がさっぱり、わけがわかりません。


猛烈な説明不足、

というよりも、意識的に、説明がナッシング。


原作・監督の庵野さんの独自の世界観で、

庵野さん以外は、製作にかかわった人たちも、

完全には理解していないのではないでしょうか?


空白の14年間に何があったのかも、全然飛ばしているしね。


その冷たさが、ヱヴァンゲリヲン・フリークを熱狂させているのだろうと思います。


わかるヤツだけ、わかれ。


気に入ったヤツだけ、見ればいいのだ。


庵野さんの、そんな声が聞こえてきそうです。


クリエイターにとっては、面倒くさい説明を省いて、

ひたすら自分の世界観を構築し続ける庵野さんの姿勢は、羨ましいと思います。


DVDで、真昼間から大音量で見たので、迫力満点。


おまけにオレの家は、線路際なので、

電車が通るたびに家も揺れて、臨場感たっぷりでした。

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50年前の神戸の話だと思って見ていたら、

途中で、横浜が舞台だとわかりました。


1963年。

オレが生まれた年の物語です。


活気ある商店街。

夕暮れの港、電球の明かり、坂の街。


オッサンなのに、

懐かしさのあまり、胸キュンになりました。


泣きそうなくらい、懐かしい場面の数々、

でも、ストーリーは退屈。


主人公も自身のセリフで言っていたように、

「まるで安っぽメロドラマ」 です。


だけど、退屈を我慢して見続けていたら、

まっすぐな純愛がボディブロウのように、効いてきて、

知らぬ間に、気持ちは高鳴ります。


そして、手島葵の歌うエンディングに心を揺さぶられ、

気がつけば、まさに「ツボ」なアニメでした。

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ロボットなのに、極めて有機的。


戦争ものなのに、極めて抒情的。


軍人なのに、極めて色っぽい。


絵も、音楽も、セリフも、美術も、

一般ウケなんか、これっぽっちも狙っていません。


我が道を行く。


わからないヤツには、わかってもらわなくて結構。


好きなヤツは、好きになってみろ!


マーケティングも、前例も、すべて無視。


本当に好きな事を、思う存分、

あらゆる技術と執念を駆使して、

考えられるすべての努力と情熱を注いだら、

こんな作品ができました、って感じ。


大好きです、ヱヴァンゲリヲン。


静かに熱狂しました。

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今頃になって、初めて見ました、ヱヴァンゲリヲン。


メカの表現がすごいのは知っていましたが、

あらゆるものが、ここまでマニアックだとは知りませんでした。


ドSで冷徹な父親と、屈折した息子。


人とコミュニケートできない、醒めきったドМの美少女。


そんなヤツらが地球を救います。


でもヒーローじゃなくて、悩める少年少女。


そして、やたらときれいなのにオッサンのような性格の、

女性エリート軍人たち。


ああ、ただのロボットマンガだと思っていたのに、

こんなに複雑なお話とは知らなんだ。


ええトシこいて、ハマりそうです。

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戦乱で荒廃しきった時代に生まれ、

母親に殺されて食べられようとした子ども。


悲惨な生き方の末、

子どもは人でなしになってしまいます。


小学校の頃、

原作漫画を読んで鳥肌が立ったことを覚えています。


ストーリーは極めて単純なのですが、

主人公アシュラの凄まじい怨念と、

ド迫力の演出と画力で、

グイグイと心に突き刺さる作品に仕上がっています。


劇場の大スクリーンで見た方は、

心臓に悪かったんじゃないでしょうか?


よくぞ、この原作をアニメ化しようとした人がいたものです。


最後に救われるシーンがなかったら、

いつまでも引きずりそうな、怖い怖いお話でした。