読書にき 313

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ニーと


汚い物からは目をそらしたくなりますけど、

見てみたい時ってありますよね。


ダメな人間って、イライラするんですけど、

妙に惹かれる時がありますよね。


そういう屈折した、微妙な心理を見事に描いているのが

絲山秋子の短編集「ニート」です。


ダメな男、変態男、ズルい男、欠陥男など、

超問題オトコばかりが登場します。


そして、そんな男と関わり、受け入れてしまう、

極めて危ういオンナとの物語です。


一見、救いようのない話ばかりなのですが、

妙に読んでいて心地良いのは、

オレの中にある破滅願望をくすぐるからでしょうか?


冷めた人間関係、潔いあきらめ、ドロ沼のような関係・・・・。


ロクでもない話ばかりなのに、

この作家の紡ぎだす話をもっともっと読みたくなりました。

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チャリンコにき 7

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野球部


詫間にある、香川西高校の野球グランドまで、自転車を漕いできました。


片道30分くらいかかるので、

これなら、昨日食べ過ぎた焼き鳥のカロリーも少し消費できそうです。


グランドに近づくと、遠くからでも、

野球部員の掛け声が聞こえます。


ちょうど柔軟体操中だったようですが、

ストレッチも、これくらい大声で掛け声をかけると、

体がほぐれるでしょうね。


香川西高の野球部って、

県内で一番練習量が多いそうです。


この厳しい練習を終えて、

彼らは、詫間から高瀬まで自転車で寮まで帰ります。


オレは、ただ自転車を漕いだだけなのに、

帰り道は、相当苦しかったです。


高校野球部員のエネルギーって、

いったいどんだけ凄いんでしょうね。

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無花果

テーマ:

いちぢく


パイとカスタードクリームのケーキ

「イチジクパイカスター」です。


いろんなフルーツを載せた、「フルーツパイ」として売り出したのですが、

イチジクだけをトッピングした方が、よく売れます。


イチジクってジューシーでもなく、食感もフニャっとしているのに、

なぜか人気ですね。


今は、こういう

「はっきりしない優柔不断な感じ」の物が好まれるのでしょうか?


もうそろそろ、イチジクのシーズンも終わりますので、

イチジク好きな方は、お早めにどうぞ。

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トキ新で晩メシ

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えびすや


昨日の晩メシは、トキワ新町の「ゑびすや」。


最近は、郊外型の、車で行く飲食店が主流になりましたが、

やはり、フラフラ歩きながら店を探せる、トキ新界隈はイイですね。


昼間見た、「佐伯祐三展」の興奮が醒めない状態だったので、

酒も飲んでいないのに、

ほろ酔いのような状態で、トキ新をフラフラしました。


やきとり


いろいろ注文しましたが、

レインボーロードやバイパス沿いの居酒屋よりも、

リーズナブルで良心的な感じがしました。


最近、郊外型の駐車場を持った店に行く機会が増えましたが、

旧市内にも、時々繰り出したいですね。

感動の回顧展

テーマ:

高松市美術館


久しぶりで、高松市美術館に出かけました。


佐伯祐三の原画と、いよいよ初対面できます。


佐伯祐三について書かれた本や、画集を何冊も読んでいるうちに、

すっかり佐伯ファンになってしまったオレですが、

地元の美術館で回顧展が開かれるとは、思ってもいませんでした。



佐伯祐三


佐伯祐三と言えば、荒々しいタッチで描かれた、

濃密な風景画が持ち味だと思うのに、

なぜかポスターに使われているのは、人物画。


これは、佐伯が病魔に倒れて、外に出る事が困難な状態だったため、

家に訪ねて来た郵便配達夫を描いた、死の直前の作品ですね。


佐伯は25歳でフランスに渡り、30歳で肺結核のために亡くなっているので、

フランス滞在中の5年間は、

病魔と闘いながら、命を削って作品を生み出しているような状況だったと思います。


今回の没後80年記念展は、ほぼフランスでの作品が中心ですが、

展示された絵は、どれもド迫力で、見ているだけで圧倒されてしまいます。


これまで、何冊も佐伯祐三に関する本を読んでいるため、

その絵の前に立つと、

佐伯祐三が絵を描いている鬼気迫る情景を

ありありと思い浮かべる事ができました。


特に、死の3か月前の、モラン村での風景画が凄まじくて

その絵の前に立つと、

大げさでなく、足が震えました。


結核で痩せ衰えて、精神を病んでいた時期に描かれた風景画だからです。


モラン村って、佐伯が滞在していた時期は氷点下の気温だったそうです。


死にかけの病人が、氷点下に屋外で絵筆を握る異常ぶりは、

絵が描かれて80年経っていても、

見る者の心を揺さぶります。


佐伯祐三は、フランスに渡って(一時帰国はしましたが)

5年間で、五百数十枚の油彩画を描いています。


美術館は、ガラガラでほぼ、オレらで貸し切り状態でした。


芸術に取り憑かれたというか、

芸術にすべてを捧げて、芸術に殉じた男の、

短すぎるダイナミックな一生を、生で見られるチャンスです。


ぜひ、会期中に、高松市美術館に足を運んでくださいね。