ミュージカル「不思議の森の三日坊主」が、約十か月の稽古を経て漸く、222日、23日にお披露目します。出演者の半数以上を小さな子供たちが占めて、最初、私はどうなる事やらと心配しましたが、予想をはるかに越えて素晴らしい舞台に仕上って来ました。子供たちは成長著しいものがあり、フォローされる、お父さん、お母さんたちの応援部隊が何と頼もしいことか!一方、大人たちの演技の腕は益々磨かれて来ました。

四国の高く聳える山、剣山の麓に「東福寺」と云う真言宗の古寺があります。そこの沖田定信住職がもう30年前から、夏休みの期間中「三日坊主修業」を始められました。何と毎年、全国から50名近くの腕白っ子たちが集まり、早朝の境内掃除から始まり、読経を大きな声で唱え、質素な食事をして、住職の訓話を聞く。そして自由時間は深い、怖い森を探検したり、渓流で魚釣りをしたりして大自然に触れて、友達との強調性や忍耐力を養う。

今の受験勉強に苦しむ子供たちが羨ましがる、こんな様子を伝えてくれた新聞記事から、この作品「不思議の森の三日坊主」は生まれました。

小心者でひ弱な、友達のいない主人公「ひろし」は、亡くなった父から譲り受けたノートパソコンに、父が生まれた故郷にそっくりの景色が映っていたものですから、勇気を持ってこの「三日坊主修業」に参加しました。みんなでお化け大会をやっている途中、「ひろし」は森の中で迷子になり、困り果てていました。その時、彼は不思議な体験をします。何百年も前のボロボロの衣服を纏った、老人と子供たちに出会ったのです。老人に恐る恐る聞いてみると、何と彼らの正体は五百年前の亡霊だった。村人たちのある理不尽な理由で「水の神、ドラゴン(龍)」の怒りをかい、彼らは呪われて、永遠に暗闇の中を彷徨うことを余儀なくされてしまった。しかしもし彼らの前に現れた勇者が、ドラゴンと闘って勝てば、彼らは闇の世界から解放され生き返る事が出来る。その勇者に何とひ弱な「ひろし」が選ばれたのです。覚悟した「ひろし」は必死になって「ドラゴン」と闘い、彼らを救おうとします。果たして彼にはそんな力があるんだろうか?・・・さあ、このファンタジー・ミュージカルの結末はどうなりますか?ご覧になる方は間違いなく、「ひろし」がひたすら仲間を救う為に、命を懸けて行動する姿に胸打たれると思います。人間は大人になる為に、どうしても飛び越えて行かなければならない大きな壁があります。それを彼がどうやって乗り越えて行くか?実際にご覧になって楽しんで下さい!公演日は2月22日、23日、ソワレ、マチネの四回です。このミュージカルは都筑区だけでなく、日本各中の親御さんたちにも観て頂きたい!