こんばんは、おかのです。
週に一度更新を続けてき「おかのうえまで」ですが、
諸事情により少しの間お休みさせて頂きます。
何年も続けてきたブログなので早く戻れる様に頑張ります。
もしかしたら来週隙を縫って更新するかも知れませんし、
数ヶ月かかるかも知れませんが
どちらにせよ必ず戻ってまいりますので、
またその時はよろしくお願いします。
とりあえず、小休止。
『食堂かたつむり』
小川糸
発刊 2010年
出版 ポプラ文庫
謎の肌の異常に悩まされていましたが、
どうにか治ってきました…
肌ガサガサの日々は不安過ぎるました…
とんかく、マシになってよかった。
今回は小川糸さんの『食堂かたつむり』
小川さんは『喋々喃々』ぶりです。
今回もやっぱり美味しい文章は健在で可愛らしい文章の一作です。
彼氏に家の物を全て持ち去られ、
色々あってのショックで声が出なくなった主人公の倫子。
全てを失った倫子は不仲だった母の住む実家に戻って、
その地で食堂を開く。
食堂の料理を通じて訪れるお客さんとの交流のお話。
多くの女性が夢に描く様な可愛らしい食堂。
一日に一組限定で、
それぞれの希望の料理を提供する。
リアリティはないかもしれないけれど、
たまに女子力が高過ぎて「えっ」って思うけれど、
それも含めて可愛らしい話。
…と思っていたら終盤は中々の方向転換。
まずはペットのブタのエルメスの話。
ここが中々合わない人が多いと思う。
そして確執のあった母との話。
このすれ違いの感じ、戻れない時間というのが悲しい。
この母との関係性は、
「ふくろう爺」のところで綺麗に表されていると思う。
このシーンがすごい良かった。
とにかく、
可愛らしい話からシリアスになっていく急さがすごい。
『喋々喃々』でも思ったけど、
小川さんは今に影響を及ぼした過去の事件を明らかにしない。
「何があったんだよー」状態のまま終わるのが
ミステリー好きにはひっかかるかも。
でも、そこは想像して美味しい文章を物語の料理で幸せになれるんです。
料理の名前とか素材の名前とか「何やそれ!」って思うけれど、
「何やそれ!」の料理も脳内で美味しい。
だから、すごい。
また、次回!
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小川糸
発刊 2010年
出版 ポプラ文庫
謎の肌の異常に悩まされていましたが、
どうにか治ってきました…
肌ガサガサの日々は不安過ぎるました…
とんかく、マシになってよかった。
今回は小川糸さんの『食堂かたつむり』
小川さんは『喋々喃々』ぶりです。
今回もやっぱり美味しい文章は健在で可愛らしい文章の一作です。
彼氏に家の物を全て持ち去られ、
色々あってのショックで声が出なくなった主人公の倫子。
全てを失った倫子は不仲だった母の住む実家に戻って、
その地で食堂を開く。
食堂の料理を通じて訪れるお客さんとの交流のお話。
多くの女性が夢に描く様な可愛らしい食堂。
一日に一組限定で、
それぞれの希望の料理を提供する。
リアリティはないかもしれないけれど、
たまに女子力が高過ぎて「えっ」って思うけれど、
それも含めて可愛らしい話。
…と思っていたら終盤は中々の方向転換。
まずはペットのブタのエルメスの話。
ここが中々合わない人が多いと思う。
そして確執のあった母との話。
このすれ違いの感じ、戻れない時間というのが悲しい。
この母との関係性は、
「ふくろう爺」のところで綺麗に表されていると思う。
このシーンがすごい良かった。
とにかく、
可愛らしい話からシリアスになっていく急さがすごい。
『喋々喃々』でも思ったけど、
小川さんは今に影響を及ぼした過去の事件を明らかにしない。
「何があったんだよー」状態のまま終わるのが
ミステリー好きにはひっかかるかも。
でも、そこは想像して美味しい文章を物語の料理で幸せになれるんです。
料理の名前とか素材の名前とか「何やそれ!」って思うけれど、
「何やそれ!」の料理も脳内で美味しい。
だから、すごい。
また、次回!
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『パラドックス13』
東野圭吾
発刊 2014年
出版 講談社文庫
雨が多かったですが今年もどうにか桜は見れました。
春の景色が美しいです。
平日は割と都会で働いているので、
ほんとうに目が癒されます。
そんな穏やかな日々とはほど遠いのが今作。
東野圭吾さんで『パラドックス13』
初めての東野さんなんですけど、
いきなりにしては結構変化球な一作だと思います…たぶん。
3月13日13時13分13秒、
街から人が消えてしまう。
残されたのは性別も年齢も全く違う13人。
日々壊れていく大都会の環境の中で、
彼らは生き延びようと努力していく…
もうシチュエーションが究極過ぎて想像もつかない、
ゲームの「絶体絶命都市」みたいな、
危険しかない!
でも、その中での人間劇や防災術
究極の場面だからこその行動が見所。
都会の危なさとか視点が良い、
電気が止まったら食物がなくなるとか
考えたこともなかった。
もっともっと濃い人間臭さがあっても良かったと思いますが、
誠哉と河瀬という最強の人間性をもつキャラクターが
上手く全員のモラルを保たせる。
死について性についてとか割と穏やかに解決してます。
これも何だかんだで見所です。
初の東野さんでしたが、
文章はさらりとしてとても読みやすい。
今作が極端過ぎて、何がどうなってるんだ…
って部分もありましたがラストシーンの面白さもあったし
SFとしては中身がわかりやすくて面白かったです。
次は有名作でも読んでみようと思いました。
では、次回!
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東野圭吾
発刊 2014年
出版 講談社文庫
雨が多かったですが今年もどうにか桜は見れました。
春の景色が美しいです。
平日は割と都会で働いているので、
ほんとうに目が癒されます。
そんな穏やかな日々とはほど遠いのが今作。
東野圭吾さんで『パラドックス13』
初めての東野さんなんですけど、
いきなりにしては結構変化球な一作だと思います…たぶん。
3月13日13時13分13秒、
街から人が消えてしまう。
残されたのは性別も年齢も全く違う13人。
日々壊れていく大都会の環境の中で、
彼らは生き延びようと努力していく…
もうシチュエーションが究極過ぎて想像もつかない、
ゲームの「絶体絶命都市」みたいな、
危険しかない!
でも、その中での人間劇や防災術
究極の場面だからこその行動が見所。
都会の危なさとか視点が良い、
電気が止まったら食物がなくなるとか
考えたこともなかった。
もっともっと濃い人間臭さがあっても良かったと思いますが、
誠哉と河瀬という最強の人間性をもつキャラクターが
上手く全員のモラルを保たせる。
死について性についてとか割と穏やかに解決してます。
これも何だかんだで見所です。
初の東野さんでしたが、
文章はさらりとしてとても読みやすい。
今作が極端過ぎて、何がどうなってるんだ…
って部分もありましたがラストシーンの面白さもあったし
SFとしては中身がわかりやすくて面白かったです。
次は有名作でも読んでみようと思いました。
では、次回!
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