東京国立博物館にて開催中の
“弘法大師生誕1250年記念
特別展『空海と真言の名宝』”展にて
書道パフォーマンスを
させていただきました。
当日は約150名もの皆さまにご覧いただき、
作品が生まれる瞬間を
ともに見届けていただけましたこと、
心より感謝申し上げます。
今回揮毫したのは、
「無礙(むげ)」。
「無礙」とは、
さまたげるものや隔たりがなく、
自由自在であることを
意味する仏教の言葉です。
今回は、その「無礙」の背景に、
真言宗の瞑想法の一つである
「阿字観」における、
満月を表す
「月輪(がちりん)」を
イメージした金色の月を描きました。
阿字観では、
月輪の中に梵字「阿」
を思い浮かべて瞑想します。
月輪は、清らかで円満な心、
そして悟りの世界を
象徴するものとされています。
また、作品の左側には
「般若心経」
の最後の一節を配しました。
月が静かにすべてを照らすように、
人と人、自然と人、
そして万物のあいだにある境界を越えて、
すべてが調和する世界への願いを込めて、
この「無礙」を揮毫しました。
ご覧くださった皆さま、
作品集を手に取ってくださった皆さま、
そして、このような貴重な機会をいただき、
この場で作品を
届ける機会をいただけましたことに、
心より御礼申し上げます。
この作品が、
皆さまの心に静かに残るものと
なりましたら幸いです。
また会期中こちらの作品は
平成館にてご覧いただくことが可能です。
撮影 宮本雅通






