下諏訪に来ています。
遊びじゃないんです~。
2004年から一緒に『MOONBOOK』を作り続けている編集者、
武居さんに会いに来たのです。

 武居ちゃんは、この度、出版社を退社し、
実家の温泉旅館を継ぐ元になった。
女将をやりながら編集の仕事もするというわけだ。

 しかし、旅館の名前に『月』がつくとは、
運命を感じるというもの。



 お部屋でがっつり『MOONBOOK2015』の打ち合わせを。
不動宮の私たちは、こうやって黙々と10年以上も一緒に、
『MOONBOOK』を作り続けてきたのだ。

 旅館の夕御飯は今回はパスして、
山猫亭というお蕎麦屋さんで軽めの夕食を。







 その後、ビストロをやっているという武居ちゃんの知人の店へ。
cafe TACという店なのだが、店主がその昔、イスラエルに行っていたことがあるそうで、
キブツの話などをして盛り上がっているうちに、
なんと、日本の70年代のサイケデリックロックシーンの話になった。
私が70年代の終わりに、法政大学で、『裸のラリーズ』を見たというと、
彼は羨望の眼差しで「僕、ファンだったんですよ」と興奮していた。

 あ、ものすごくコアな話です。
その後、日本の現在のインディーズシーンの話にもなり、
下諏訪の夜は更けていくのだった。