世の中はどうやら連休らしいけど、
私は家から一歩も出られずしょぼん
明日の取材に向けての資料作りをしている。
11月20日発売の『NONNO』(集英社刊)で16Pもの大特集を引き受けてしまった(汗)。
久しぶりに若い女の子たちに向けて、愛のメッセージラブラブを作成中。
年末ラブ運&2011年ラブ運、その他ランキングや144パターンの相性や、
各星座の男の子の運勢や、年間のラッキーデーなどなど。
頭がくらくらするような膨大な取材メモが必要。

 家にこもって資料作りをする最中、
ちょっとうれしい&びっくり叫びすることがあった。

 昨年11月にお引き受けした『25ans』星占いページ連載が、
ちょうど1年経ち、今月末入稿分(10月28日売り)で終了する。
最初から一年間のお約束だったので、
「今月が最後。ちょっと寂しいけど
10月末は11月のマラケシュ滞在準備で忙しいので、
ある意味、ラッキー!」などと思っていたら、
そのページでいつもステキなイラストを描いてくださる、
福岡在住、井手上直子 さんからTEL。

「連載終了のメールをI氏からいただきました。
私はいつも先生の星占いに励まされてきたんです。
私の周りでもファンはいっぱいいます。
終了なんて納得いかないから、I氏に抗議メールを送りました。
だめですよ。女性誌から星占いをなくすなんて!」

 実際に彼女は編集部のI氏に、
「やめないで!」メールを送りつけたと言う(汗)。

 すごいな~。この純粋さ。うれしいなぁ。
編集部に送ったと言うメールが転送されてきた。
うわ~。す、すごいパワーです。

 雑誌の世界で20年以上も仕事をしている私は、
ある意味、汚れきっているなぁ(笑)。
今まで、いろんな雑誌の創刊、そして休刊、廃刊などを経験してきた。
連載も創刊から20年続けている『CREA』もあれば、
16年続いて廃刊になった『CAZ』。そのほか、もう、
数え切れないくらいの雑誌に連載や特集記事を書いてきた。
だから連載終了というのはある意味、日常茶飯事だったりする。
でも、井出上さんが編集部に書いてくださったメールを読んで、
胸が熱くなってしまった。

 赤の他人のためにこれほどまでに熱くなれる人は、そうそういない。
なんてステキな人なんでしょう。
すがすがしいまでの直球勝負の人だ。
それでいて彼女の描く世界は、とても繊細である。
毎号、毎号、『25ans』のイラストを見るのが楽しみだった。
私のアラブ好きを察してか、アラビアンナイト風の絵も素敵だったし、
オリエントエキスプレスの車内を描いた絵や、
復活祭の頃にはイースターエッグを、
そして人魚姫などなど。
ありきたりな表現だが、
いくつになっても失いたくない“少女の世界”がそこにある。
このご縁を大切にしたいものだ。
きっとまた別の媒体で、お仕事ご一緒できると思う。
というか、私が営業しちゃいますよベル

 そんな彼女と私を結びつけてくれた
『25ans』初代担当編集者・池田さんにも感謝の言葉を捧げたい。

 井出上さんとそのマネージャー・榎枝さんとは、
私がマラケシュから一時帰国していた3月末に初めてお会いした。
そして今週、彼女たちが福岡から上京し、
一緒にご飯ナイフとフォークワインを食べることになる。
それを楽しみに、せっせと『NONNO』取材の』準備をする私でした。
(そして今日も寝るのは朝の4時、とほほ)