弁護士としての業務復帰から一月を過ぎ、

そろそろ「毎日の連載」が大変になってきました。

今日もトコトコ。アレテーを求めて。

弁護士の岡本卓大です( ・ω・)

 

日曜の次回放送まで大河「どうする家康」のパロディも

ネタ切れになってきましたが、今日も進め家康くん、

はじまり、はじまり( ・ω・)~

 

 

前回までのお話は、こちら。

 

 

 

すぐに「オンライン飲み会」になってしまうオンライン会議に

こりごりの家康くん。

 

対毛利元就の対応について、

三河(愛知県東部)以来の重臣たちのみ

(上杉謙信や武田信玄がいると飲み始めたり喧嘩するから)

本拠の河越城に呼び集めた。

交通費は、経費扱い

飲み会になった場合の飲食代は、

公費を使えないから参加者の会費制だ( ・ω・)

 

史実では、徳川幕府(江戸幕府)では、3代将軍徳川家光(家康の孫)の代から、

全国の大名に藩(領地)と江戸(将軍のお膝元)を行き来させる参勤交代が行われていた。

現実の参勤交代では、藩と江戸の移動にかかる費用(旅費・宿泊費等)は、すべて

幕府でなく、各大名の負担だった。

大勢の家臣を連れての大移動。

現代のように、一日で全国どこでも移動できる時代ではない。

徒歩の旅。

大名、特に、江戸から遠い遠方の藩の大名たちの経済的負担は、とてつもないものだったろう。

参勤交代は、各大名たちに金を使わせ幕府に謀反を起こすことを防ぐためのものだったとも言われる。

その副産物として、道中の宿場町は、栄えていく

まあ、大名が各地で金を落としていくのは、経済活性化の面では、良かったのだろう( ・ω・)

 

河越城に集まる徳川譜代の重臣たち。

家康くん(大河では、松本潤さん)「何か策は無いか!?」

大久保忠世(大河では、小手伸也さん)「それがしに策がございます。」

家康くん「今川焼きは、もう良いぞ(ーー )」

大久保忠世「何か策は無いか!?」

 

本多正信(大河では、松山ケンイチさん)

「殿。

彼を知り、己を知れば百戦危うからず。

彼を知らず、己を知れば、一たび勝ちて、一たび負く。

彼を知らず、己を知らざれば戦うごとに必ず敗る

(敵のことを知り、自分を知っていれば、負けることはない。

敵のことを知らず、自分を知っていれば、勝ったり負けたり。

敵のことを知らず、自分のことも知らないならば、必ず負ける。)

孫子にもあります。

まずは、毛利家のことを知っておくことが肝要かと。」

 

家康くん「なんだ?正信。キャラ違うぞ。おまえ、竹中半兵衛か( ・ω・)?」

本多正信「(このゲームでは毛利との戦で処断された)竹中半兵衛の霊でござるよ。」

家康くん「やめて~!僕、オカルトこわくて、夜中にトイレ行けなくなっちゃう~」

本多正信「冗談はさておき。すでに服部殿たちが毛利家の情報を収集しております。」

服部半蔵(大河では、山田孝之さん)「忍ばたらきはしたくなかったが、是非も無し。」

家康くん「さすが服部半蔵。現代の東京にも半蔵門の名を残すだけはある。」

服部半蔵

「我が伊賀忍軍以外にも、北条殿の風魔忍軍や真田殿の真田忍軍、滝川殿の甲賀忍軍が手伝ってくれたので、

楽な仕事でした。」

家康くん「(いくら金使ったかは、この際、聞かないことにしよう・・・)」

 

服部半蔵が、毛利軍の武将たちをスライド(※ 戦国時代には、もちろんありません。)

を使いながら、解説していく。

 

まずは、毛利家の当主 毛利元就

 

戦国一の謀神とも呼ばれる知将。

毛利元就は、もともとは、安芸(広島県)の小さな豪族の一人だった。

毛利家の祖は、大江家(昨年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の大江広元の家)とされる。

元就の若い頃の安芸は、西に大国 大内義隆(西の小京都と呼ばれる繁栄をした「山口」が本拠。)、

東に出雲(島根県)の尼子経久といった強豪に囲まれた難しい情勢にあった。

元就は、持ち前の知謀と婚姻外交を駆使して、安芸に勢力を築き、やがて、

宗主国である大内義隆が家臣陶晴賢の謀反により討たれた後、陶晴賢を有名な

厳島の戦いで破り、中国地方の有力大名となっていく。

尼子晴久らを破り、尼子氏を滅ぼし、山陰にも勢力を広げた元就は、

中国地方の主とも言うべき大大名にのし上がっていく。

 

関ヶ原の戦い西軍総大将 元就の孫 毛利輝元

 

毛利元就の孫で、史実では元就より早世した父隆元の後、

毛利家の家督を継ぐ。毛利家の実権は、元就が当時としては長寿の76歳で死亡するまで、

元就が握っていたが、元就死後は毛利家の当主となっていく。

羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)率いる織田軍と戦う。備中(岡山県)高松城を秀吉の水攻めに

より包囲されていたときに、羽柴秀吉と和平。城主 清水宗治の切腹と引き換えに停戦する。

しかし、その頃、京では本能寺の変が起こり、羽柴秀吉が明智光秀を討つべく「中国大返し」

と呼ばれる強行軍で引き上げていくが、毛利は追撃することなく、その後、秀吉の臣下となる。

中国地方の120万石を領する大大名として、豊臣政権の五大老の一人となるが、関ヶ原の戦いでは、

石田三成に西軍総大将として祭り上げられる。

関ヶ原では、毛利勢は日和見的な態度を取り動かず、徳川家康の東軍が勝利。

毛利家は、120万石の領地を大減封され、周防・長門(現在の山口県)のみの大名

(長州藩)として江戸時代も存続。

長州藩は、幕末には、明治維新の志士たちを多数輩出することになる。

(初代 内閣総理大臣 伊藤博文も長州出身)

 

器量がありながら早世した元就の長男 毛利隆元

毛利元就の嫡男。生前に家督を継いでいたようだが、実権は父の元就が

握っていたよう。

毛利元就の有名な逸話に、

三矢の誓い

がある。三ツ矢サイダーの三ツ矢の語源になっているエピソードで、

死を目前にした元就が、息子たち3人を枕元に呼んで、

まずは、1本の矢を折らせる。簡単に折れる。

次に、3本の矢を折らせようとするが、3人とも折れない。

兄弟3人で力を合わせて生きて行けという感動的な逸話である。

しかし、史実では、隆元は、元就より早く死亡しており、元就の死の目前に

元就の枕元にいたはずがない。

また、3人の子らは、みな子どもではなく、立派なオッサンたちだった。

なので、この三矢の誓いの逸話は、創作であろうと言われている。

 

武勇に優れた元就の次男 吉川元春

毛利家随一の猛将。

毛利元就の次男で、安芸の豪族吉川家の養子となり、家督を継ぐ。

弟、隆景とともに、「毛利の両川」と呼ばれ、中国地方の覇者となった

毛利家で、甥の輝元を助けた。

俳優の吉川晃司さんは、吉川元春の子孫らしい。

 

知謀に優れた元就の三男 小早川隆景

武の元春に対して、隆景は、父元就に似た知将。

小早川家の養子となり、家督を継ぐ。元就は、小早川を味方にすることで、

強力な水軍を手に入れることにつながったとされる。

豊臣政権下で、主家毛利を守るために、小早川家は、豊臣秀吉の一族を

養子にもらう。関ヶ原の戦いで、東軍に寝返った小早川秀秋は、小早川家の

当主だったが、養子であり、隆景とは血縁関係は無い。

 

 

家康くん「ふーむ。これが毛利の一門衆たちか。なかなか有能な奴が多いな。」

服部半蔵「殿。他の有力な家臣たちの情報もつかんでおります。ご報告させていただいてよろしいですか。」

家康くん「うん。教えて( ・ω・)」

 

鬼と呼ばれた男

九州最強の武将 島津義弘

 

秀吉も家康も潰すことができなかった

薩摩の王 島津義久

 

本能寺の変を起こした本当の理由は未だに謎

知勇兼備の教養人 明智光秀

 

信長の天敵だった男

本願寺の法主 顕如

 

日露戦争での日本海海戦での戦術は、村上水軍から。

村上水軍の総帥 村上武吉

 

鉄砲により信長を苦しめた雑賀衆の猛将

鈴木重秀

 

足利幕府から実権を奪った関西の天下人

三好長慶

 

知謀により下剋上を成し遂げた男

宇喜多直家

 

肥前の「赤熊」

龍造寺隆信

 

主家を超えて大名へ

鍋島直茂

 

家康くん「うーむ。なかなか名将ぞろい。だが、主家を乗っ取ったのとか多いから、

なんとか調略して味方にできんかな( ・ω・)」

 

服部半蔵「毛利側も調略が得意ですな。最後に毛利方の忍たちの情報です。」

 

果心居士

家康くん「三國志の仙人 左慈みたいな奴だな( ・ω・)」

 

百地三太夫

 

家康くん「服部と同じ伊賀の忍か( ・ω・)」

服部半蔵「それがしは、忍ではない。侍でござる。」

家康くん「うん、ごめん(ーー;)」

 

本多正信「まあ、こんなところかな。」

家康くん「(いや、正信、おまえ、何もしてない・・・)」

 

家康くん「敵は知った。では、次は、己、我が徳川のことを知らねば。」

 

酒井忠次(大河では大森南朋さん)

「殿。味方を知るには、まずは飲むことでございます。

殿がおごってくれなければ兵が集まりません。

どうか、この忠次に酒をおごってくだされ!」

石川数正(大河では松倉豊さん)

「それがしにも、おごってくだされ!」

家康くん

「なにを言い出す。ぼったくる気か?」

本多正信

「ぼったくられたからどうというのです?徳川家臣の心を取り戻すのです。」

家康くん

「なんか、微妙に大河のセリフをパロってるけど、わかる人にしかわからんぞ(ーー;)」

本多忠勝(大河では山田裕貴さん)

「俺は、言うては、おらぬ!おらぬが、気持ちは同じじゃ!」

家康くん

「忠勝もパロりながら、たかってきとる(ーー;)」

一同 「殿!ご決断を!」

 

よし!今夜は、俺のおごりだ!

みんなで飲むぞ~

 

え~び~すくい~、えびすくい~

 

結局、いつものごとく宴会となる。

だけど、天下を取る集団って、

意外と、こういう人々なのかもね。

 

飲んだくれながらも、

天下統一、戦の無い世を目指して!

進め!家康くん!

 

(おしまい。)