キャッシュカードが使えなくなった件 | ヨメトメ戦記

ヨメトメ戦記

2014年10月アルツと診断されて以来、独居を貫いたシュートメと、トメ嫌いな鬼嫁の毒吐き記録。約10年踏ん張ったが、2023年12月頃から急激に進行、ついに2024年6月認知症専門病棟に医療保護入院となる(現在入院中)

トメのゆうちょキャッシュカードが使えなくなった。

これまでも何度かATMに反応しにくいことがあったので、

おそらく磁気が弱くなってるんだろう、とは思っていた。

息をハアーーッと吹きかけると復活することもあったので(昭和な行為w)

騙し騙し使い続けてきたのだが、ついにお陀仏になってしまった。

 

新しいATMだと、カードの磁気を再生してくれる機能が付いている。

たまたまその時の画面にもあったので、ポチっとしてみたら

エラーメッセージが出てしまう。

そのまま窓口で「カードの磁気がダメになっちゃったみたいですぅ」と

カードを差し出したらば。

 

「ああ、これ、けっこう古いカードですね。今はICチップ付きなので」

と、ちょっと驚かれた。もう、このタイプの磁気再生はできないらしい。

つまり、ICチップ付の新カードを作りましょう、ということになった。

しかし・・・。

カードの再発行は「本人または同居の家族」しか申請できない。

もしくは「委任証明」が必要になる。

今のトメなら、必要書類に氏名や住所を書くことはギリギリ可能かもしれない。

書き間違いだらけになるのは必至だろうけれど、局員さんの話では

たとえ訂正印だらけになっても、読める状態なら受理はしてくれるとのこと。

その言葉に甘え、申請書をもらうことにした。

懇切丁寧に、記載する箇所のチェックまでしてくれて、もう終わるというところで

局員さんが、「あっ・・!」

はい、このあたりまで来たら、ニンチ介護ツウの読者なら想像できますね?

 

キャッシュカードは、転送不要の簡易書留で「本人の現住所に配達」される。

郵便物に関しては、転送手続き済なので、もう我が家に届くようになっているが

この場合は、「口座開設時に登録した住所」、つまり元の家にしか届かない。

がーん。というか、そりゃそうか。

配達できない場合は、本人が窓口で受け取るのだが、それも無理。

 

また、新カードを新住所で受け取ろうとすれば、それなりの手続きが必要になる。

そもそも、トメは住所変更を(まだ)していない(という体で)

郵便物だけ転送しているので、本当の住所変更は未届出だから

現実的に新住所、つまり我が家で新カードを受け取るのはむずかしい。

でも、そんな裏事情まで、窓口でペラペラしゃべる訳などなく

ひとり脳内で、タラレバをあれこれ妄想しては否定する。

ふと、「そもそも、そこまでして新カードが必要なの?」と気づいた。

そうだよ。現金の引き出しなら、通帳で出来るじゃない。

 

ということで。

窓口のみなさんが、親切にあれこれ助言してくれたのに申し訳なかったが

結局、新カードは発行せず、古いカードはオサラバして

今後は通帳だけで管理することにした。

通帳なら、磁気がアウトになっても、印鑑があれば引き出すことはできるしね。

超アナログだが、アナログは強い。

そして、アナログのほうが、結果的に楽じゃね? と思った出来事だった。

 

余談ですが。

マイナ保険証より、従来の紙の保険証がいいに決まってるよねえ?