禅宗の開祖でインドの仏教僧
達磨大師は百歳近くになって
インドから仏教伝来の為に
中国に入ったのですが

戦乱真っただ中の時代で
仏教の教えに耳を傾けて
お話を聞いてくれる人などなく
困り果てた末に生まれた“禅”

有名な故事「面壁九年」は
達磨が中国のお寺“少林寺”にて
無言のまま九年間も
壁に向かって座禅を行い
悟りを開いたという謂れから

一つのことに忍耐強く専念して
やり遂げる事の例えとなりました

その結果ついに一つの答えを得て
人々の運勢を見てあげましょうと
顔から人の運命を見る事が始まり

さらにいい顔にするために
“禅”というものが考案されました

“人相のもとは頭にあり”という
これが“観相術”の出発点なのです

そんな達磨の禅は“休息禅”と言い
心を臍下丹田に集中させ
瞑想へと導いてまいります

達磨によって生まれた座禅は
脳に休息を与えるのが目的なので
一日に五分から十五分も行えば
十分だとするもので長く座れば
良いというものではなくて逆に
疲れを生じさせては効果がなく
心身をゆったりとリラックスの
境地へといざなうものなのです

いま私たちは目から脳を通して
直接心に働きかける瞑想を考案中です

嘉祥流観相学会
(かしょうりゅうかんそうがくかい)
https://www.kashoryu.or.jp/