ども、大根には固執しない岡田達也です。

 

 

 

 

 

驚いたことに昨日は10月1日だというではないか。

 

なんてこった。

 

あと3ヶ月で今年も終わるなんて。

 

どうりで朝夕が涼しいわけだ。

 

 

その涼しさを理由に

今シーズン初のおでんを作ることにした。

 

 

 *

 

 

「おでんってついつい作り過ぎちゃうのよね」

という人がいるようだが

 

僕の場合は確信犯で

「作り過ぎるように」している。

 

だって、大好きだし、いっぱい食べたいし

 

なんなら、おでんの出汁で僕自身を煮込んで欲しいし……

 

 

いやいや

そんなことはどうでもよくて

 

 

「あごだし」ってご存知だろうか?

 

ここ20年くらいでグッと知名度を上げた印象があるけど

僕はこの出汁がとても気に入ってる。

 

 

元々は九州地方(長崎だったかな?)で

「とびうお」のことを「あご」と呼んでいたらしいけど

 

我が鳥取にも

昔から「あご竹輪」という名産品があるくらいなので

 

「とびうお」を使った料理やら出汁というのは

わりと一般的であり、家庭的なものだった。

 

 

ところが……

 

大学を卒業し、東京に出てみると

「あご出汁」なんてものはどこのスーパーに行っても見当たらず

 

それどころか

関東の人にはまったく馴染みがないらしく

「あごって顎のこと?」と言われるくらい、誰もが知らない存在だった。

 

 

手に入らない

食べられない

誰にも知られてない

 

「あぁ、あご出汁って田舎の味なのね」

と思ったことが忘れられない。

 

 

 *

 

 

この日記がクックパッドではないことを承知で書かせてもらうけどーー

 

もしも

おでんが大好きで

「あご出汁」を使ったことがないという方

 

是非、一度、あご出汁を試しいていただきたい。

 

ほんとにうまいっす。

 

まぁ、おでんじゃなくても、鍋でも、みそ汁でもいいから試してもらえたら

鳥取県民としてこんな嬉しいことはない。

(と言いつつ鳥取が発祥というわけではないです。たぶん)

 

 

若いとき「田舎の味」だと思っていた「あご出汁」は

おそるべき物流の進化によって

気が付けば全国区になっていたので

わざわざ僕がおススメなどしなくても良いのだろうけど

 

昨日のおでんの出来が

「……鳥取県知事目指すのやめて、おでんや開こうかな?」

と思うほどに上出来だったので、どうしても書いておきたかった。

 

 

 *

 

 

今は

どこに居たって

どこの地方の物も食べられるようになりました。

 

これってすごいことですよね。

 

 

 

 

 

では、また。