ども、「バカ」じゃないかと噂される岡田達也です。
 
 
 
たくさんの、本当にたくさんの「おめでとうメッセージ」ありがとうございます。
本当はお一人お一人に返信したいところですが、時間的に余裕が無いのでそれは勘弁していただいて。
 
今年もみなさんの元気の素になれるよう、舞台に立ったり、日記を書いたりしていくつもりです。
よろしければお付き合いください。
 
 * * *
 
わたしも地元で舞台役者をやっていますが、現在風邪をひいていて、喉がガラガラです。
本番とかぶっていないのがせめてもの救いだと思っていますが、岡田達也さんは、体調が悪かったり風邪をひいているときに本番を迎えたことがありますか?
またそのときは、どのようにして乗り越えたのでしょうか?
今後の参考にさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
(けんじ)
 
A
申し訳ないですけど参考にならないと思います。 
実はですね、僕はほとんど風邪ひかないのです。
……いやいや、ちょっと待ってください。
誰が「バカ」ですか?
西川浩幸先輩に「人類が産んだ最高傑作」って呼ばれてる男ですよ。
バカではないです。
 
でもね、風邪ひかないのはホントです。
1年に一回か二回、「ノドが痛いな~」とか「痰がからむな~」みたいなことはあっても、熱が出ることはそうそうありません。
熱が出るのは2年に一回あるかないかです。
とっても丈夫なんです。
それに引き換え、畑中智行や左東広之は1年中風邪をひいてると言っても過言ではありません。
ずっとマスクして「調子が悪い」と言ってます。
まだまだヒヨッコです。
 
その代わり……、と言ってはなんですが、僕はよくケガをします。
しかもそんじょそこらのケガではありません。
大怪我です。
 
岡田達也の有名なケガは
・本番の舞台上で肋骨を骨折した。
オマケにそれが土曜日の昼の回だったので、夜の回は鎮痛剤と座薬とサラシを頼りに乗り切った。
笑うと痛いと伝えると近江谷太朗先輩がずっと笑わそうとしてきた。
悪魔だと思った。
 
・本番の舞台の上で鼻骨を亀裂骨折した。
鼻血が噴水のように飛び出して、それを見た岡田さつきと大内厚雄が動揺し、セリフがワヤワヤになった。
ラストシーン、両方の鼻にティッシュを詰めたまま、やや上向きでしゃべった。
どう見ても変な人だった。
 
・本番の舞台上で肉離れを起こした。
ダンスシーンの最中に左脚のふくらはぎから音が聞こえた。
ヒラメ筋の断裂だった。
次の瞬間から脚を引きずらなければ歩けなくなった。
「こりゃマズいな。早くハケて応急処置しないと」と思ったが、出ずっぱりの役だったので、引っ込めるのは30分後だと気付いたとき、世の中を呪った。
 
このように、周囲に迷惑をかけるほどの大きなケガを経験しています。
が、どれも芝居は続行しました。
そうなんです。
芝居は代わりがいないのでやるしかないのです。
どれだけ体調が悪くても、どれだけ咽がガラガラでも、骨が折れてても、やるんです。
学校や会社は休めても舞台は休めませんから。
 
ってことは、普段からの体調管理がいかに大切かってことですよね。
僕はマスクが苦手なのでほとんどしません。
その代わり、手洗いとうがいはこまめにしてます。
僕がやっているのはその程度のことですが、ひょっとすると過敏じゃないのも良いのかもしれません。
「不思議と風邪ひかないんだよ」って普段から言ってますし、そう思ってます。
「風邪引いたらどうしよう」と思い続けて生きてると逆に風邪ひきそうじゃないですか?
 
え?
……オマエが鈍いだけだって?
 
話を戻して。
調子が悪ければ早めの行動で乗り切ってください。
僕は「怪しいな?」と思ったらすぐにクスリを飲みますし、何なら病院に行ってしまいます。
そういう「処方したぞ」って事実だけでも随分気持ちが楽になりますから。
 
あれ?
こうやって書いてると僕は典型的な「病は気から」の人なんですかね?
 
 
あまり参考にならなくてごめんなさい。
どうか健康で舞台を務められますように。
 
 
 
では、また。