ども、東京五輪までに「オカダ」という技の開発が間に合うかどうか心配な岡田達也です。



みなさま
たくさんのアドバイス、ありがとうございました。

冷房とドライの違い
わかったようなわからないような……
しかし、部屋の中でも熱中症なる可能性があるということは覚えましたよ。
明治生まれのおばあちゃんの「冷房は体に毒」という教えを守り続けるのはナンセンスなのですね。
冷房と扇風機と自然風をうまくミックスしていきます。

……今日の東京37℃ですって。

 * * *

以下、すべて実話である。

母親9割、父親1割の出資で家を建てたのは僕が小学6年生のとき。
借家でも、団地でもなく、生まれて初めての「我が家」だった。

だが、その家にはクーラーが無かった。
無かったというか、付けなかった。
付けなかったというか、クーラーを持つという発想が両親になかったのだ。

翌年の夏、叔母(父親の姉)が我が家にやってきた。
この叔母、6人兄妹の長女で、母親代わりにみんなの面倒を見てきただけあって、物言いがハッキリしている。
「あっついなぁ~、この家は。なんでクーラーがないだ?」

この叔母に頭が上がらない父親は、ちょっとムッとして言い返した。
「いや、別に、クーラーはいらーせん」

「あんたは暑がりだが。クーラーがあったほうがええに決まっとるが」

「おふくろ(僕のおばあちゃん)が言いよるがな。冷房は体に毒だって。だけー、いらん」

「なにを言いよるだ。おかあちゃん(おばあちゃん)だって冷房があったら使っとんさるがな」

このような、ちょっとした言い合いが行われた。
子供心に「なんでクーラーでケンカしてるんだろう?」と不思議に思いながら事の顛末を見ていると、叔母がこう言い放った。
「わかった、わかった、もうええわい。私がクーラー、買ったる!」

……え?
なんで?
なんでおばちゃんが我が家のクーラーを買ってくれるの?
姉弟ってそういうものなの?
わからん……

とにかくその言い合いはおかしな決着を迎えた。

数日後
13歳の僕には理解を超えた姉弟愛の結果、我が家にクーラーがやってきた。

父と母と僕の3人で、正座して、クーラーのスイッチを入れた。
まるで神棚か仏壇か、といった扱いだった。

そして、それから先
あれだけクーラーはいらないと言いはった父が、クーラーにベッタリの暮らしを始めることになることを、僕も母もまだ知らない。

……とても良い思い出だ。

 * * *

家にクーラーがあることに必要以上に感謝してしまうのは、この出来事のおかげだと思う。



では、また。



追伸
男子団体体操、金メダルおめでとうございます!
僕は脇腹の肉をひねりながら応援してました!