ども、穏やか派の岡田達也です。



両方の稽古に出ている西川浩幸先輩が役者ブログで面白いことを書いていた。
稽古場の雰囲気の違いについて。

『クロノス』は賑やか
『パスファインダー』は穏やか
という違いがあるそうだ。

なるほど。
そうかもしれない。


こちらは人数も少なめだし、
作品自体も「うおーっ!」と拳を振り上げたくなるようなテイストではない。

方や『クロノス』は人数も多い。
それに昨日
「『クロノス』はパワープレイな部分が多いですからね」
と畑中智行が言っていた。
自然と気持も昂ぶるだろうし、稽古場が賑やかになるのもうなずける。


そして。
これも大きな要因だと思うのが。

「再演」と「新作」の違いも少なからず影響している気がする。

再演はやるべき作業がハッキリしている。

この作品はどこが面白いのか
何を見せるべきか(魅せるべきか)
どんなキャラに仕上げればいいのか
緩急はどう付けるのか
それらがハッキリしている。
あとは、いかに掘り下げることができるかが勝負だ。
(もちろん初演と解釈を変えたってかまわないけど)
注意すべきは初演をなぞってしまい、ただの二番煎じにならないようにすること。

それらがわかっているから『クロノス』のメンバーは心に余裕があるのかもしれない。

そしてこちらは新作に挑戦している。

そもそも「新作を預かる」ときは
この作品はどこが面白いのか
何を見せるべきか(魅せるべきか)
どんなキャラに仕上げればいいのか
緩急はどう付けるのか
それらを模索していくところから始める。
セリフを覚えながら、同時にこの作業をするのはなかなか大変な作業だ。

『パスファインダー』のメンバーはそれを探している最中だから余裕がないのかもしれない。
(ひょっとすると余裕がないのは僕だけかもしれないが)

あちらがどんな稽古をしているのか覗いてみたくなるけど、
その前にまずは自分のやるべき仕事をしっかりやることだ。


願わくば。
お客さんに「再演」も「新作」も満足してもらえる出来栄えになればいい。
そのために「賑やか」に「穏やか」に稽古を進めていこう。


……なんてこと書いてないで、さっさとセリフを覚えよう。

あのね、一つ新しいセリフを覚えると、前のシーンのセリフが一つ出て行くのね。
メモリ増量したい。



では、また。



追伸

今日はキャラメルボックスの元気玉・原田樹里の誕生日。
『クロノス』が賑やかなのはこの娘がいることも大きいかもしれない。

樹里、お誕生日、おめでとう!
大人の階段を上らないでぶち壊していけ。