ども、初日の朝を迎えた岡田達也です。




9日、『流星ワゴン』の通し稽古を観に行った。
終わった後、我らがリーダー西川浩幸(昔は自分のことを「足長くん」と呼んでいた)との会話。
「たっちゃん、次はどこ?」
「一足先に神戸に行ってますね」
「そうか、オリエンタル劇場か。じゃあ、その後すぐに俺たちが行くんだね」
「そうなんですよ」
「だったら楽屋に何か残しておいてよ」
「何が欲しいんですか!何もいらないでしょ!(笑)」
ってな会話が繰り広げられた。


昨日、仕込みの最中にオリエンタル劇場の舞台スタッフさん(Kさん)に声をかけられた。
Kさんとは古い付き合いで顔馴染みである。
「おやおや、これはこれは*pnish*に移籍した岡田さん!」
「いや、だから違いますって!」
「え?FAで*pnish*移籍じゃないんですか?」
「FAしてないし!移籍金ももらってないし!」
「もっぱらの噂ですけど」
「もしも僕がFAしたらホークス以外は行かないので!」
「向こうから願い下げでしょう」
「……」
「そうそう!先週ね近江谷さんと上川さんもいらしてたんですよ!」

そうだった。
先週、新神戸オリエンタル劇場で『隠蔽捜査』が上演されたんだった。

「先週が近江谷さんと上川さんでしょ。今週が岡田さんでしょ。で、来週には『流星ワゴン』でしょ。新神戸オリエンタル劇場、キャラメルボックスに乗っ取られそうですわ!(笑)」


ただの偶然なんだけど。
みんな芝居をやってるんだから、あってもおかしくないことだけど。

不思議な不思議なバトン(もしくはタスキ)が繋がっている。

同じ集団で芝居をしていた人間が
別々の芝居で
お世話になっている新神戸オリエンタル劇場で
立て続けに芝居をやる。


うん。
やっぱり、これをただの偶然と呼ぶにはもったいなさ過ぎる。
これは素敵な偶然、だ。


お芝居には「ろれりバトン」なるモノが存在する。
誰かがろれったり、セリフをかんだり、とちったりすると
不思議とそのバトンが他の俳優に回ってしまうことが多々ある。
もちろん、そんなことはただの言い訳で
大抵の場合、誰かがミスをすると、それを取り返そうと頑張りすぎたりしてミスの連鎖が起こってしまうだけのこと。
まあ、ハートの問題である。


しかし。
これを逆に捉えることもできる。

「良い(面白い)芝居バトン」を回すことができればいいだけだ。


近江谷さん(将来は高田純次さんみたいになるんじゃないかと思っている)と
たかやん先輩(将来はASIMOを超えるんじゃないかと思っている)は
きっと面白いバトンを残してくれたはずだ。
とんでもない勘違いかもしれないけど、思いこんだ者の勝ちだ。
今日、明日と、面白い芝居をやって
西川さん(将来も足が長くなることはないだろうと思っている)の鏡前に
その残り香がついたバトンだけ置いていこう。


新神戸オリエンタル劇場駅伝、華の2区、スタートです。




では、また。




追伸


こんな事書いておいて何だけど。

もしもヤフードームに出張して出演してなかったらゴメンナサイ。