ある、マンションのエレベーターに乗ろうとした時、
玄関のロックを鍵で解除して、入ろうとした時に
先客のおじいさん70歳ぐらいの人で見たこと無い
小柄の方で、エレベーターに乗る時、振り返り
此方を見て、ジーと見つめているので、
待って下さってると思い早足で向うと、
直前に閉まり、なんだと思い、
扉の前まで来ると、
エレベーターが1階の儘と待つているではありませんか、
何だ、閉まったけど、待っていて下さったんだと
扉を開けると、誰も居ませんでした。
もう一人の人と、言葉無く唖然としてしまいました。
確かに、おじいさんは、見つめながら乗り込み
扉を閉めたのを、二人見たのですが、
エレベーターは、1階より、ピクリとも動かずに
おじいさんだけ、消えてしまいました。
やさしそうな、人だけど、なにか自分の事
知っているような目つきが、忘れられないのです。
その後、エレベーターに乗り部屋に向った後
不思議で不思議で、
勘違いなら、安心なのに。
後でどう考えても、人間の形をした
何か別の者か物だったんだと
今でも、思い出し、何だったんだろうと
思い悩みます。