昨年9月に岐阜県で発生し、その後、今年2月に愛知県にも拡大した豚コレラがとうとう三重県にも及びました。いなべ市の養豚場で発生が確認されたため、自衛隊の応援もいただき、約4千頭が殺処分されました。ウイルス侵入対策を徹底した養豚場での豚コレラ発生だけに、県下でのさらなる拡大が懸念されています。

豚コレラは豚とイノシシが感染するのですが、人にうつることはありません。安全は確認されています。しかし、感染力が強く、養豚農家にとってはすべて殺処分しなければならず、甚大な影響を受けます。すでに愛知、岐阜など32の養豚場で発生が確認されています。これ以上拡大することは何としてでも防がなければなりません。

豚舎に野生イノシシなどが近づけないよう徹底した対応を行っても感染が拡大しているなかで、豚ワクチンの接種を求める声が高まっています。私も賛成です。

しかし、全国でワクチン使用すると、豚肉の輸出が困難になり、輸出を行っている養豚農家にとっては打撃になることから、反対の声があります。調整には時間が必要なことから、地域限定のワクチン使用が現実的ではないかと思います。

ただし、これにも乗り越えなければならない様々な問題があります。必要なのは政治決断です。政府にはしっかりとした対応を求めたいと思います。

同時に、すでに殺処分を行った養豚農家に対するしっかりとした経営支援が必要です。ブランドを確立するなど懸命な努力をしてきたにもかかわらず、しばらくの間、事業を中断せざるを得ない状況に追い込まれています。次に出荷できるようになるまでのつなぎ融資だけでなく、事業再開のための費用などについて思い切った支援などが必要です。