2021年、最初のブログです
皆さん、今年も宜しくお願い致します

年明け早々から緊急事態宣言が出ていますが、どんどん明るい話題が増えることに期待したいですね

さて、コンタクトレンズの装用時間については、以前に話しましたので、本日はソフトコンタクトレンズ(以下SCL)の洗浄方法についてお話します。
SCLの洗浄方法は、大きく分けて2種類あります

1番知られているのはMPSですかね。洗浄、すすぎ、消毒、保存の全てを1本で行います。ワンボトルケアなどとも呼ばれています

保存液にもなるので非常に使い勝手が良いのですが、目に入れても大丈夫なぐらい洗浄力は弱く、擦り洗いをしないと汚れが落ちないという欠点があります

ちなみに消毒できると書いてありますが、擦り洗いをして、汚れを落とした時のみ消毒効果が期待できます。ワンボトルだからと言って、つけておくだけである程度のケアができる、と誤解をしないようにしてください

もう1つは過酸化水素タイプで、中和タイプとも呼ばれています。
このタイプは擦り洗いではなく、浸けておくだけのケアになります。薬品の力で洗浄し、目につけても大丈夫な状態に戻して(中和して)から使うという流れです。
再度、装用するまでに時間が掛かることや、すすぎ液として使えないことが欠点ですが、擦り洗いと違い、誰がやっても毎日同じ洗浄効果が得られるのは素晴らしい利点だと思います

MPSから過酸化水素に変更することで、アレルギー性結膜炎が改善するケースも少なくありません

決してMPSが悪いということではありません。ただ、擦り洗いの回数や質に、個人差があるということです。丁寧にするも、雑にするも、その人次第ですね

どちらも利点・欠点があり、難しい選択ですが
可能であればどちらも持っておくのが良いのではないでしょうか

勿論、レンズ素材との相性もありますので、購入店で相談して頂くのが1番ですが
どうか皆様が快適なCLライフを送れますように
