今日(519日)、ストックボイスTVが制作・放送する「Tokyo Financial Street」(毎週金曜日・午後530600)という番組にゲスト出演してきました。

 同番組は、1週間の市場の動きをまとめて振り返るとともに、「国際金融都市・東京」をテーマに取り上げて解説・分析する番組で、5月から始まったばかりの新番組です。

私が出演した19日は同番組の第2回放送で、トランプ大統領の「ロシアゲート疑惑」と「国際金融都市・東京に必要なものとは何か」とのテーマでお話ししました。詳しい内容は、下記のオンデマンド配信でご覧いただけます。

https://www.youtube.com/watch?v=wg8D_B-jfyw

 
OA後にスタジオ(東証アローズ)で(左は、鈴木ともみキャスター)

 

ところで、トランプ大統領がロシアと不透明な関係があるのではないかとの疑惑は以前から指摘されていましたが、ここへきて問題となっているのは、①トランプ大統領がロシアのラブロフ外相と会談した際にIS(イスラム国)に関する国家機密情報を漏らしたのではないか、②側近だったフリン前大統領補佐官のロシア疑惑をめぐる捜査をやめるようコミーFBI長官(当時)に圧力をかけたのではないか――などの疑惑です。トランプ大統領は512日にコミーFBI長官を解任したニュースは大きく報道されましたが、FBI長官の解任もロシア疑惑の捜査を妨害するためだったとの見方も強まっています。

この問題は、かつてニクソン大統領が「ウォーターゲート事件」のため任期途中で辞任した出来事になぞらえて「ロシアゲート疑惑」と呼ばれ始めています。早くも、大統領弾劾にまで発展するのではないかとか、任期途中で辞任する可能性がある、などの観測が飛び交い始めています。まさにトランプ政権の命運を左右する大問題に発展しそうな雲行きです。

番組では、この「ロシアゲート疑惑」の今後の展開、大統領弾劾の仕組みなどについてお話ししました。今週は「ロシア・ゲート疑惑」の広がりによって世界の株価が急落し、為替相場では円高・ドル安が進みましたが、今後も「ロシアゲート疑惑」は市場の波乱要因となりそうです。