4億4千万脱税、元税務署長に実刑…福岡地裁

読売新聞 11月24日(木)21時23分配信

 法人税約4億4440万円を脱税したとして、法人税法違反に問われた元小倉税務署長で税理士の高藤正義被告(68)と、北九州市小倉北区の不動産会社「アイデアル」の社長、高橋和広被告(50)の判決が24日、福岡地裁であった。

 野島秀夫裁判長は「脱税額は極めて高額で、悪質な犯行。刑事責任は重い」として、高藤被告に懲役1年6月(求刑・懲役2年6月)、高橋被告に懲役2年6月、執行猶予5年(求刑・同)、法人としての同社に罰金1億円(求刑・罰金1億3000万円)を言い渡した。高藤被告は即日、福岡高裁に控訴した。

 判決によると、高藤被告らは元税理士の男性(法人税法違反で有罪判決確定)と共謀し、2007年7月、06年6月からの1年間で同社の所得が約20億9290万円だったのに、約6億1150万円だったとする虚偽の内容を小倉税務署に申告し、法人税約4億4440万円を脱税した。

 高藤被告は公判で脱税の一部について、「国税庁の通達に従って、同和団体に関係があった会社の税金を特別控除して申告しただけ」などと否認したが、野島裁判長は判決で「通達には控除するとの記載はなく、そもそも法律を超えての控除は認められていない。しかも通達は犯行時には失効していた」として退けた。


AD

福祉マンション3億円申告漏れ

テーマ:

福祉マンション3億円申告漏れ 大阪国税局指摘


10月5日朝日新聞

大阪・西成のあいりん地区(釜が崎)で、生活保護受給者が多く暮らす共同住宅が大阪国税局の税務調査を受け、昨年までの数年間で計約3億円の申告漏れを指摘された。


 記事によると、共同住宅に設けたコインランドリーの利用料を除外するなどの方法により脱税していたらしい。これからも、生活保護世帯や年金受給者など弱者を対象にする事業者が脱税を指摘されるケースは増加すると思われる。

 福祉や慈善を看板とする事業から、金儲けのイメージを遠ざけたいとの意識が所得隠しにつながっているとの指摘もあるが、良い事をするのなら、お金の始末もきちんとして欲しいものだ。

AD

岡谷の会社役員脱税:金の延べ棒隠す 7億6000万円脱税で起訴 /長野

毎日新聞 10月4日(火)12時14分配信

 死亡した父から財産計約19億6400万円を相続したのに課税額を偽って申告し、相続税約7億6000万円を脱税したとして、長野地検は岡谷市の繊維会社「岡谷結束糸工業」役員、山岡忠典容疑者(61)を相続税法違反(脱税)罪で長野地裁に起訴した。
 起訴状などによると、山岡被告は07年に亡父(当時86歳)の現金や株式などの遺産を亡父の妻や兄妹ら計5人で共同相続。その際、諏訪税務署に相続税の課税価格が約1億1300万円で、税額は約180万円と偽って申告。正規の税額との差額約7億6000万円を免れたとしている。
 同地検によると、税務調査の際、1本1キロの金の延べ棒210本(時価約5億6300万円)と現金約6億7000万円を自宅の土蔵の床下に隠していたという。【福富智

 金の価格が上がっているため、いろいろなニュースに金が取り上げられているが、脱税資金の隠匿のために金地金を所有していたというのはよく聞く話。当然課税当局でも、金地金の取引にも目を光らせている。
 
AD