小学校受験に必要なものの中で何が一番重要ですか?
と聞かれた時に真っ先に挙げるものは「聞く力」です。

小学校受験は、文字を読めないものとして問題が出されるので、
口頭かあるいは録音音声で出題されます。

塾に通いはじめ、問題を解くにつれて
問題内容が類似するものが出てきたりします。
そうすると、「この問題を前に解いたことがある!」「知ってる。知ってる。」と、
問題を最後まで聞く前に問題を答えてしまうお子さまを度々お教室で見てきました。

そうすると、特に集中して聞かなければならない
お話の記憶問題や、お話の内容理解、長文の質問、
また複数の単元が合わさってできているような複合問題などは
多くの学校で出題されています。
しっかりと集中して最後まで聞き理解し、行動する力が要求されます。

お教室では、短い文章を先生が読み、
それと同じものを再度復唱させるということを
1時間の授業時間の中で必ず取り組んでいます。
最初は短い文章でスタートしますが、それを徐々に長くさせます。
これは記憶系の訓練にも繋がります。
お子さまの中には長くなると、アレンジを加えたりしてしまい
異なる文章に変えてしまったり、他のことに気を取られていて、
話しを聞いていないことがあります。
そのような場合も「ちゃんと聞こうね」とだけを促すだけではなく、
必ず、話している人の顔を姿勢を正してしっかり見る。
そして復唱するということを繰り返し伝えています。

 復唱ができるということは、
読み上げられた問題文の指示も覚えることができということですから、
 一字一句 間違えずに言えることが正解率を上げる第一歩になります。
「右に曲がる」という指示を「左に曲がる」というように聞き間違えてしまうと、
正解にはたどり着くことができませんね。

 

絵本での「復唱」も効果的

また、絵本の復唱の場合だと表現力も磨くことができ、
更には語彙力を伸ばすことにも直結しています。

お家でもこの訓練は簡単に取り入れることができます。
絵本を使う場合は、最初は月齢にあったものを復唱させるよりも、
少し幼い月齢のものを選ぶと良いでしょう。

ペーパーばかりを意識的に家庭では取組みがちになられている方が多いですが、
「復唱」をご家庭でも取り組むことで、お子さまの息抜きにもなりますし、
「聞く力」を必然的に養うことができます。

考査では必ず必須になる「復唱」する力は
ペーパーの考査は勿論、行動観察の指示を聞くことや、
面接でのテスターの質問をしっかり聞き応える力など様々な場面で発揮します。

侮らず、ご家庭で是非取り組んでみてください。
 

幼児教育・小学校受験
チャイルドUP赤坂

 

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