あれから4日後にリサからLINEが来た
リサ…
「今夜、時間空いてる?」
私…
「もちろん!空いてるよ」
リサ...
「じゃ7時に家まで迎えに行くね!」
(新しく引越しした経緯と住所は
この時のやり取りで教えた)
これでやっと会って話が出来る
久しぶり過ぎて何だか会う前から
緊張してる自分に少しニヤニヤ
約束の時間きっちりにリサが来た
戸締りをして下に降りる
車に乗り込み終始2人とも無言で
走り出す
着いた場所は前に来た高台の夜景スポット
だった
リサ...
「ずっと会いたかった」
私…
「私もずっとずっと会いたかったよ」
リサは泣いてて震えている
私は思わず抱きしめた(´。•ω(•ω•。`)ギュッ
リサ本人もこんな状況になるのは
予想外の事だったらしい
私...
「今まで何があったのか
ゆっくりでいいから話して」
リサ…
「何から話したらいいか……
色々とあり過ぎて
どう説明したらいいか分からない」
私…
「大丈夫だよゆっくり1つずつ聞く」
それからリサはゆっくりと1つずつ
話し始めた
私は話を聴き終えるとリサの頭を撫でた
リサの話によると・・・
最初は私の気を引こうと
わざと数日連絡しなかったらしい
でも・・・
夜を始めてからすぐ
ユッコにストーカーされ
勝手にスマホを奪われたらしい
カノジョでも何でもなく
それに追い回され
昼と夜の掛け持ちで忙しくて
ユッコを追い払う力も無くなっていて
精神的に参ってた
いきなりスマホを奪われた事で
プライベートの友達や親族の連絡先が
分からなくなった
サーバに保存し忘れでバックアップも
取りようがなかった
かろうじて昼間と夜は専用のスマホが
あったから仕事には支障が出なかったのが
まだ救いだった
キャリアウーマンなリサ
昼間の仕事の取り引き先を無くすと
クビになる所を免れたらしい
私はマキから聞いたリサの話を伝えると
ビックリしていた
元カノに縛られるなんてあるはずない
冷静にリサを見ていれば分かるものを
状況が余りにも同時に起こりすぎて
つい私は連絡が取れなくなり私の職場の
近くでユッコにKissされてるのを見て
連絡も一切途絶えたから
近くに居る人の
話をうのみにしてしまった
でも違ったんだと分かった今・・・
安心した
ユッコはただのお客さんだけど
思い込みが激しくリサと付き合ってると
思い込んでるらしい
どっちにしても私はマキから聞いた
「元カノに未だ縛られてる」って聞いた瞬間
リサえの想いを再確認し
守ると決めたのだ
だから私はリサに自分の気持ちを
ゆっくりと伝えた……
私…
「リサは私が守るから安心して」
リサ…
「んっ」
私…
「リサ・・・私ねリサと会えなくなって
色々と考えてたの!
気づけばリサの事が好きになってる
自分に気がついたの!だから」
リサ…
「本当に??(´;ω;`)嬉しい
私あの時……
お嬢とここに来た日に
気持ちを伝えようと思ったの」
私…
「実はね
マキとリサの宣戦布告したのを
あの時聞いちゃったの
その後にリサが此処に連れてきたでしょ
その頃はね、まだ自分の気持ちに
気づけないでいたの
まさかこんなに会えなくなるなんて
思っても居なかったから
今度聞くなんて言っちゃって…
話をさえぎらなければ今頃
リサを苦しめずに済んだのにって
自分を責めたりしたんだ!」
リサ…
「こんなに私の事を
想ってくれてたなんて
嬉しすぎて泣けてくる」
私…
「もう最初から泣いてたじゃん」
想いを一生懸命お互いに伝え合う
もうリサを失いたくない
あの子からリサを守りたい
かけがえのない愛しい人
2人の想いが同じだったのを確認出来て
本当に良かった
それと、同時にユッコがしてきた
リサに対する思いに私は静かに
心の中で絶対に許さないと誓った