​ご相談


私どもは関西在住の小規模塾で、
お受験マスター様の守備範囲外だと思われ、
相談させていただいてよいものかと迷っておりました
もしお答えいただけるところがありましたら、
よろしくお願いいたします。

<悩み>
志望校として神戸女学院を考えるようになったが、
遠方であるため近隣校舎では
志望校合格者が少なく、
塾内での具体的なルートが見えない。
4年生のうちはどのレベルのことをやる必要があるのか

所属塾は小規模で本科コースのみしかなく、
算数は心許ない。
礎が大事だと聞くけれども、
応用問題にも取り組んでおくもの?
塾内では、少し離れた校舎で灘特進コースがある。
受講資格はもらっているが、
その内容をカバーしておく必要はある
(通うのは娘の体力的に厳しいので、Web授業を取ろうかと検討中。)
余裕があるのであれば取り組んでて損はないと思うのですが、
そこまで余裕があるという状況でもなく。
長期休みやその前後の時間に余裕がある時に、取り組めればと考えています。


  ​マスターアドバイス

メールありがとうございます。
そうか、関西の方で
そういう点で気にされる方もいるんですね。
気づかせていただきありがとうございます。
入試問題は手に入りますので、
難関ならすべて解いてます。
他の科目とのバランスがあると思うので、
理科メインですが参考にお考えください。

まず神戸女学院は
四科偏差値が四谷大塚で65ですから、
関西屈指の女子校ですね。
過去問について、意見統一を図ります。
こちらの問題にあるように、
文章題が難解で、日常生活の「科学の気づき」が大切になります。
算数に関してはこんな感じです。
4年では解かせないほうがよいと思います。
こうなると国立医学部・理系に強いのも納得。
もともと図形も文章題もハイレベルです。
そう考えると、関西であれば
関西日能研 27名 2023

浜学園 47名 2023

希学園 45名 2023
という合格結果なので、
浜か希のどちらかに
6年段階で通わせることになることが望ましいです。
おうちの方針と一致するかですが、
希のハチマキしめてガツンガツンと
浜のできる子はできる。あとはついてこい
この二つのどちらがいいかは微妙です。
ご家庭やお子さんに合わせてください。

ただ、浜のWEB講座はアリだと思います。

カリキュラムの問題があるので、
ご無理を承知で、
・今の塾に通いながら対面指導を受ける
・同時に4年スタートとしてWEB講座を受ける
の方向性をベースとしつつ、
1年間様子を見て負荷を考えて、

A案 上記継続
B案 浜へ移籍(または希)
C案 6年では遠出可能なので
志望校対策講座のみ休日に受けに行く
の3択が良いのではないでしょうか。
D案として
負荷が大きすぎる場合に現在の塾のみにする
これもありです。
小規模塾から最難関を取る時代は
終わりを告げています。
そこを考えるとご不安は納得です。
補正案として、
E案 自宅で学ぶ(時間的にダブル無理なら)
4年段階では基礎を固めることは大切ですが、
「難問を知って解けない悔しさを思い知る」
「ご家庭で討議しながら答えを出そうとしてみる」
この二点は最難関ではマストです。
※私は保護者会でこれを言ってます。

慣れることと、取り組もうとすること、
考えることは今からできます。
解くことはできなくていいのです。

また過去問演習はまだ早いです。
いまやると答えを覚えてしまう。

テキスト上の応用、発展で満たされる気はしますが
小4からウンウン唸るなら他校の最難関が良いでしょうE案含めて補助としてこちらを処方します。
もちろん、
浜のWEBできついならやらなくてもいいですが、
ゴールを考えると可能なら
土日のうち1日を使って取り組んでほしいです。
以下を処方します。
このシリーズは4年までしかないので、
次年度は様子を見て考えます。

理社は習ってないことを考えてもまだ意味ないので
まずはおうちで
「なんでかな?」「どうしてかな?」と
生活科学をおりに触れて話してみてください。

結論としては
「ひとまずWEB講座受けてみては?」ですね。
仮に時間的に4月から厳しくなるようでしたら、
WEBだけにしてもいいですが、
4年では対面指導が望ましいですので、
5年からスタートでもいいかもです。
※その場合四年は自宅勉強で乗り切ります。

では、3/4当方主催の講演会のご参加、
楽しみにお待ちしております。
主に家庭学習の整理をご指導します。