何が辛いのか | 40代不妊治療 あきらめないもん

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不妊治療を始めて感じる、いろんな気持ち、毎日の鬱憤、治療のこと 普段口に出さない気持ちをいろいろかきたいと思います。

アメンバーは、ブログを書いている方、メッセージのやり取りなどをさせていただいていてお人柄がわかる方のみ承認しています。

こんにちは。

不妊を拗らせてる女の呟きです。



よく不妊治療が辛い と表現されるけど、

経験ない人は、

みんなおっきな誤解をしてると

思うんですよねショボーン



治療が辛いとかそんな程度に思ってる人

いるんだろうな。



友達に不妊治療って辛いって聞くけど、

何が辛いの??

そんなに痛いの?

って聞かれた事ありますけど、

みんなそんな感覚なんだろね。



正直、何が辛いって

そんなの言い切れない。



こんなふうに聞かれるように、

世間に全く理解されないことは

辛い。



お金、まあこれもキツイ。

保険適用になれば、

お金の面は多少楽にはなるのかな。

(私は恩恵受けれなかったけど。

何百万ももう使ってしまって本当に辛いけど)



治療という意味では、


タイミング法‥

これも夫婦でギクシャクして

精神的にキツイ。



高度治療‥

痛みを伴う治療服薬、時間的制約とか

諸々キツイけど、

でも、これ自体が耐え難い辛さって人は

あんまいないと思う。



じゃあ、何が辛いって

メンタルだよね。



でも、メンタルの辛さも、

長年不妊を患ってる私からすると

段階がある。


あ、これはあくまで私個人の主観です

皆が同じってわけではないので悪しからず



◆第一段階  

なかなか妊娠しないことから、

不妊かもと、不安になり医者に行く

→毎月タイミングで追い詰められる



◆第二段階

高度治療初回〜2、3回目まで。

はじめての治療でうまく行かなかった時の

衝撃は確かに大きいし辛い。

でも、その事実のみの辛さ。

この数回のうちは

正直まだ地獄を知らないレベル

でも、この段階で授かった人って世の中多いと思う。

そういう人でも辛かったって

みんな言うと思うけど、

この先に進んでからの辛さは比じゃない。

不妊治療経験でも同じじゃない。

少なくとも私は。


そして、だんだんと追い詰められて

心身共に病み始める。

子持ちの友人とか、世間の人の声とか

人間関係でも傷つく事が増大する



◆第三段階

真っ暗闇。

皆が当たり前のように子供を産むという事が

自分はできない。

期待に応えられない。

どんなに努力してもお金をかけても

どうやったってうまく行かない

そんな焦燥感と自分の無能さに絶望する

自分を全否定されたような

人生初の体験に彷徨う。

心身ともに病んで、不調をきたし、

色々な事がうまく行かなくなる。


そんな不甲斐ない自分に対して

自分自身が1番失望し、

自分のことを自分が許せない。



完璧主義の私は

自分を苦しめる敵が

自分になる



もし子供を授からなければ、

多少緩和することがあったとしても

永遠にこの思いは続くだろうな。



みんな子どもだけが人生じゃない

みたいに励ましてくる人もいるけど、

子どもがいないって言うことは、

いるいないと言う事実だけじゃないんだよ。

そんな簡単で単純なことじゃないの。



なんでも最大限に努力して

頑張って克服して生きてきたけど

どうにもならないことってあるんだって

思い知らされること、そして

私自身のプライドや尊厳すらズタボロに

なるんだよ。

不妊って。



だから、不妊治療が辛いって言葉嫌いだな。



なんか治療が辛いだけみたいじゃん

そして、治療が終われば

辛くないみたいに聞こえるじゃん。



子どもが授かった人は

過去として言えるかもだけど、

そうでなければ永遠に続くんだもの。

子どもがいない人生は。

不妊治療の終焉が見えてきた私としては、

子どものいない人生の覚悟も

そろそろ現実として考え始めないといけない



もし、授かることができずに

子どものいない人生を歩むことになるとしたら、

どんな第4段階になるんだろう



少しはこの辛い気持ちが緩和されて

生きやすくなるのかな。



まだ、凍結卵もあるし、

まだ移植結果も聞いてないし

諦めたわけじゃない。

望みも持ってる。



けど、少しでも自分を保つために、

平穏に人生を生きていくために、

もし授からなかった場合

子どもがいない人生を受け入れる

心の準備も同時にしていかなきゃな。