ミニミニトートバッグの試作の続きです。
1.玉縁の仮止め
玉縁(たまぶち)は、別名パイピングと言います。
内縫いして、ひっくり返したときに、細いパイプが連なって見える飾りの役割と、縫い目を見えなくしたり、縫い目のそばの革の補強を兼ねています。
私は玉縁の中にプラスチック芯を入れません。革が擦り切れて中の芯が飛び出る心配があり、修理は全て分解する必要があるほど困難なためです。
今回は仮止めとして両面テープを利用。
ボンドだと、あふれ出ることがよくあり、仕上がりが汚くなるためです。
革が何重にもなり、特に曲がる部分が剥がれる心配があるので、仮縫いもしてあります。
2.横壁の仮止め
こちらも両面テープで仮止めします。
コーナーに当たる部分の革がはみ出るので、よく切れるはさみで切り落とします。
3.コバ隠し縫い
①コバ隠し用に用意した帯状の革(28mm×400mm・0.5mm厚)をコバをくるむように貼る。
コーナーは菊寄せする要領で均等に貼る。
これも両面テープを利用。
※50mm幅の両面テープに革を貼り、必要な幅と長さに切り取れば、コバが毛羽立つことなく帯を作れる。
基準となるラインを引いておくと比較的まっすぐ貼れる。
②縫い穴をあける。
縫い線は、ディバイダーで引く。
定規と銀ペンで引いても可能。穴をあけた後に、線を消すのを忘れずに。
穴あけは、丸目打ちであける。
ひっくり返したときの縫い穴が、菱目打ちだと大きめになるため。
③穴あけしたところを縫う。
コーナーや底に当たる箇所は、穴を貫通させながら縫うと縫いやすい。
④縫いあがり。
多少シワが寄るが、ひっくり返したときに、底の角に来るので、それほど問題は無い。
4.ひっくり返し
これで完成ではなく、ここにハンドル(持ち手)と、マグネットの付いた帯を縫い付ける必要があります。
イメージでは下のような感じ。
縫い穴をあけたり、段差の処理をしたり、結構課題がありますが、どうにかくっ付けたいと思います。
本日はここまで。
今回も読んでいただきありがとうございました。
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