リーダー業務してて、今日は3時間40分超過勤務してしまいました。
疲れたぁ~!
 
話しは飛びますが、
大事な患者さんの、状態が悪くなっていく…ぴんくのしっぽ♪-o0020002010568609221.gif
ガンって、本当に怖い…
でも、患者さんは本当に本当に、よくがんばってるなぁ、と思う。
 
もっと優しくしてあげれば良かった。
注文が多くて、いつもくどくて、話が長くて、他の患者さんのケアにも行けないくらい、いつも彼女に手をとられてた。
おまけに、言い方が悪いから、こちらの気をムッとさせる。
だから、彼女に時々、100%の優しさをかけてあげず、ちょっと冷たくしてしまったりもした…。
だけど、やっぱり相手は患者さんなんだ。ガンと闘う患者さんだったんだ。
急変してから気付いても遅いけど、今日は本当に、自責の念にかられる。
彼女の記憶は、どんどん飛んでしまって、今や身の回りのことを自分でできない。それなのに、彼女は未だに私の名を呼んで頼ってくれる。「○○ちゃんを呼んで」と。
彼女の病の治療には様々な診療科が連携してて、彼女は一旦、診療科変更のため、別の病棟に転床した。
そのあとも、たびたびうちの病棟にやってきては、愚痴や弱音を、くどくどと話しに来られた。いつも、私に会いに来たと言っては、別の患者さんのケアで忙しい私を呼び出して、延々と話を聞かされた。
正直、対応しきれず、物陰に隠れて出て行かなかったことさえある。
多分、あの時の彼女のショボンとした小さな背中を、私は一生忘れないんだろうと思う。
追い掛ければ良かったと思う。今になって、とても後悔してる。
さぞ不安だったろうのに、私のしたことは…
今までと違って馴染みのないスタッフに囲まれて、知らない病棟で今までとは違う治療を始め、どんなに不安だったか…
うぬぼれかもしれないけど、そういう不安な時に、彼女は私との時間を求めてくれていたんだと思うと、胸が痛い。
今日も、彼女は次々に消えてしまう記憶の中で、何度も私を呼んでくれた。
イヤというほど長い入院生活のなか、覚えているスタッフの名は主治医と、いちナースの、私。
彼女に、私は、残された時間で、罪滅ぼしができるか…しなくては、何が何でも!
彼女にしてあげられることを、今からでも、一つでもたくさんしてあげなくては…
あの、何度も何度も繰り返された、くどい話を聞く時間も、決して永遠に続くわけではなかったのに、忙しさに負けて私は見失っていた。
患者さんに、看護師がしてあげられることなんて、限られているのに、、私は本当にばかだったなぁと思う。
彼女にも他の患者さんにも、誠心誠意尽くして、看護していかなくては、と改めて思う。