当院でも、特にアスリートのケアで活用することのあるキネシオテーピング。

サッカーのバロッテリもベッカムも香川も貼ってますね~。
陸上選手も脚に貼っているのをよく見かけます。
ところが、その目的・効果をご存じない方が結構いらっしゃるようなので、
ちょっとご案内を。
主な目的・効果は
1、筋肉の機能を正しく戻す
2、血液・リンパ液の流れをよくする
3、痛みを抑える
4、関節を正しい位置に戻す(固有感覚の修正)
が挙げられています。
1について。
特にアキレス腱(炎)症、シンスプリント、足底筋膜炎、
内側・外側上か炎(テニス肘・ゴルフ肘)、などの反復性スポーツ障害(軟部組織損傷)は
グラストンテクニックなどによって組織への介入を行った後に使用すると
回復のスピードを上げ、かつ再発率を低下させることが可能になります。
肉離れや急性腰痛(ギックリ腰)などの際に使用することもあります。
2について。
意外と知られていませんが、皮膚と組織の間に空間をつくることで体液循環を促しますので、
青タン(内出血)の早期回復やむくみの解消などにも効果を発揮しています。
3について。
手や足をぶつけた時に「痛い!」と言いながらその場所を擦ると、
痛みが和らいだという経験は、誰にでもあると思います。
実は人間の身体は、痛覚より触覚が優先されるため、
キネシオテープも貼り方次第で疼痛抑制に効果を発揮します。
4について。
特にスポーツ障害時の疼痛回避動作などによって崩れた
動きの修正などにも使えます。
この場合、痛みがなくなった後にも継続的に使用した方が良い場合もあります。
キネシオテープは、故障中だけではなく、
リハビリ過程やフォームの修正などにも使えるということを覚えておくといいですね(^^)
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あと、よくある質問に対する回答。
上手に貼れば2~3日は剥がれないでしょう。
入浴などで水に濡れたら剥がれるものもありますが、
当院で使っている撥水タイプはゴシゴシ擦らなければ、やはり2~3日は大丈夫です。
(※ タオルなどでよく水気をふき取ってください)
使用中に痒みや違和感を感じたときは剥がしましょう。
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貼り方はYOUTUBEなどにもたくさん出ていますが、
個々の症状や状態に合わせた応用が必要な場合もありますので、
詳しい方にご相談なさることをおすすめいたします。
ちなみにこの手のテープには、たくさんの種類があります。
ノーマルなキネシオテープでもメーカーによって
ノリの強さが違ったり、強度が違ったり、
伸縮性が違ったり、水への耐性が違ったり、様々です。
最近では賑やかな色が多数揃っていてテンションが上がりそうな
KTテープというのもありますね。
当院では、私自身がいろいろと試した結果、
主に、ニトリートのキネシオテープ(日本陸連公認)を使用しています。

ただ4色しか選択肢がないのは寂しいので、
このたび、ちょいとおもしろテープも用意しました。
それがこちら
↓

若干値は張りますが、故障中のアスリートの気持ちが少しでも晴れるならそれはそれでよし(^^)
虎柄や牛柄もありますよ~~v(^皿^)v
さて、第一号は誰になるかな?
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