体重も日に日に減っていく…。
バンコクの先生も『傷は治ってきていて問題ないし、一度は元気になったのになあ』と首をかしげる。
病院通いのストレスだろうか…。
バンコクの病院は手早く処置してくれているのだけど、さすがに毎日はキツイのかなあ。
先生はまた点滴を再開して、ストレスになるから家では薬を飲ませなくていい、と言った。
また注射になった。
家に帰ると食欲増進の薬のせいか少し食べてくれる。
でも翌日の朝にはまたグッタリしている。
大好きなベランダのすみっこに隠れるようにして寝ている。
近くのペットショップで水分補給になりそうなものを何種類も買う。
猫用のヤギのミルクも試す。
どれも全く食べないか、少しなめるだけ…。
チュールだけは気分が乗ればよく舐める。
この子は病院が大嫌いなのは間違いないけど、あと数日後の出張では預けなくちゃいけないのかなぁ。
でもこれだけの高齢猫だと、預けて入院のストレスを与えて、私がいない間に力尽きてしまうかもしれない。
たったひとりで戦って、『なんでタイねこいないの?』って思いながら…。
どうしたらいいんだろう…。
もしも最後だとしても、オジョウが苦しまないようにしてあげたい。
でも連れて行くより預けたら元気になるかもしれない。
病院にいる同じくメスの17歳、オジョウと模様もそっくりで、性格もオジョウみたいに怒りっぽいらしい。先生はその子の話をした。
その子は腎臓が悪くて、死にそうだったけど入院して今はすっかり元気なんだそう。水も飲み、ご飯もちゃんと食べてる。
そういう例もある…。
2回目の血液検査の結果を見て、先生と話し合うことになった。
オジョウ、頑張ろうね!