Amazonで買った京都・土井の漬物が竹籠に入っていた。
すぐき漬けなど7点で値段は3300円、この竹籠、このまま天ぷら籠に使えそう、なんだか得した気分。
日本橋高島屋で民藝展をやっている。
高島屋は、60年前アルバイトで漆器売り場に配属された私にとっては思い出のデパート。
漆器売り場は、独立した売り場で係長と主任が居て、女子社員は3人、あと7~8人ぐらい漆器問屋から派遣されてきた女の子がいた。
当時のデパートも既に人員構成は二重構造、
仕事は変わらないのに待遇面ではプロパーの女子社員と派遣社員に差があった。
漆器売り場の近くに時計売り場があった。
ドイツ製の置時計や掛け時計が売られていた。
キンツレ、インホフ、ユンハンス等のメーカーの名前を覚えているが、この頃は全く見かけない。
今デパートで繁盛しているのはスイス製の機械式高級腕時計。
5年前、高島屋は、道路の反対側に『 タカシマヤ ウオッチメゾン』という世界最大の時計専門館をオープンさせた。
高島屋自慢の蛇腹式エレベーター(エレベーターガールが操作する重文指定の遺物)は、“三密”で停止、イベント会場と食事処を除く一般の売り場は閑散としていた。
デパートは斜陽産業、更にコロナ禍で海外からの観光客は消滅、
とは言え、都心のデパートは日本の文化財、日本橋・三越、高島屋、新宿・伊勢丹は、今のままで残ってほしい。
伝統工芸品展と違って民藝展は、普段使いの物が中心だから値段が高いわけではない。
今回は目の保養、何も買わずにすきやばし次郎に直行した。
丁度お昼時、お店の外の椅子は満席、お寿司は諦めた。
最近、沖縄の焼き物(やちむん)や涼しげな琉球ガラスが人気、
沖縄は、ある時期まで日本一の長寿県、その理由は塩分摂取量の少なさ、
沖縄は、漬物がない唯一の県。