チェンバロ | 老$の徒然草

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もうじき80歳、ブログはボケ防止の頭の体操
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たまにはバロックでもと東京オペラシティー・近江学堂で古楽器のアンサンブル。
チェンバロ、フラウト・トラヴェルソ(木管のバロックフルート)、バイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ(小型のコントラバス)、演目はテレマンのパリ四重奏曲集。
フランス革命以前の宮廷音楽を楽しんだ。

チェンバロは凡そ200年前にピアノにその座を追われたが最近見直されている。
チェンバロを作っている工房が幾つもあり、日本チェンバロ協会という団体もある。
ヤマハとカワイがある浜松の楽器博物館にはフランス革命前に作られたチャンバロも収蔵されている。

たぶん日本のピアノやキーボードの生産量や保有台数は世界一、
しかし、この頃目立つのは不要ピアノを買い取りますの新聞広告、
そのピアノは再生、調律されて第二の人生を送るべく海外に輸出されている。

ひっかくチェンバロ➡たたくピアノ


バロック時代の鍵盤楽器といえばチェンバロ、その呼称は、国によって異なる。
クラビチェンバロ(イタリア語)、クラヴサン(フランス語)、ハープシコード(英語)とも呼ばれている。

チェンバロはピアノの祖先だが、音の出し方はまったく違う。
チェンバロは鍵盤に連動されたツメで弦をひっかいて音を出すから琴や大正琴に近い。
音も何となく大正琴に似ている。

イタリアのチェンバロ製作者クリストフォリが1709年にハンマーで弦を叩いて音を出す方法を試みた結果、タッチ加減で音の強弱がつけられるようになって後のピアノの誕生につながった。

バッハやヘンデルの作品はほとんどがチェンバロとオルガンで作曲され、チェンバロは主に宮廷で、オルガンは教会で演奏された。

 
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