新聞の一面に書籍の広告、〝ブラック企業は国賊だ〟。
若い世代が働き甲斐を持てる社会をどう作るかの処方箋を書いているらしい。
そのずっとあとに週刊誌の広告、国内最大のブラック企業として、名指された会社名を見て目が点になった。
ブラック企業がどういうものを言っているのか知らない。
想像するに、残業が多い、仕事の割に給与が安い、人材の使い捨て、・・・・・
その会社とは、30年ぐらい前にほんの少しだけ接点があった。
■人事部が強く、社員教育に熱心な会社。
■社是がhonest、接待でたかるのは厳禁、そんなさもしいことをしなくていい給与を払っている
のが自慢。
不届きな社員がいるなら教えてくれと真顔で言われた、そういう密告を奨励していた。
■障害者を一定の割合で雇用する、出来なければ、相応の金を払う必要があった。
その会社は、金を払わずに障害者の雇用をしていた。
車椅子に乗った社員が一杯いたのを見た。
■今は知らないが誰でも知っていた超優良企業。
企業がグローバル競争に巻き込まれる中で、この手の会社が生まれてくるのだろう。
しかし、そういう会社に居た人間が、いろいろな形で企業の実体をしゃべるから明るみになる。
そうなれば、これから就職しようという学生は、そんな会社を忌避するし、顧客も離れてしまう。
一旦ブラックの烙印を押されれば失地回復は大変だ。
直感だが、経営者個人によるところが大きいので、別の人に変れば変る。
しかし、その経営者が居続けることが出来るワンマン会社は変われないし変わらない。
今をときめくサムスンもある意味でブラックだ。
正確な数字は知らないが、人事考課下位5%とか10%の人を首にする、アメリカのGEがやってた手口。
これが成功するためには、それ以外のことで他社との差別化を図り、常に好業績を維持して社員に還元しなければならない。
全く関係ないけど、黒と言えば、ローリングストーンズのこの曲!
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