『パリで逢いましょう』は、パリ市内、各区のカフェを取り上げ、そこに集う人々の日常を追う番組。
今夜の『パリで逢いましょう』は、2012年4月から放送した20区をまとめた総集編。
この番組のナレーターを務める中谷美紀が自らパリに飛び、とっておきのパリを紹介。
彼女は、パリに住んだこともあるのでフランス語も話せるし、土地鑑もあるのでいつもと違った趣向になった。
彼女の級友たちとの再会、お気に入りのショップ巡り、高級アパルトンの内覧会、・・・・・・・・
18世紀に建てられた高級アパートが数十億円で取引される。勿論、リノベーションをしたもの。
それを買う人はアラブの王侯貴族のような人達。
石の建造物が多いヨーロッパの今の生活は、住居に関しては過去の遺産の恩恵を受けている。
それに引き替え、日本の住居は、大体一世代限り、住宅は安くないから彼我の差は大きい。
日本は、天然資源がないという、それは、鉱物資源や石油などのエネルギー資源がないことを指している。
見逃していることに建築資材がある。
日本で建築用に使える石は、大谷石ぐらいでそれももっぱら塀に使う、墓石だって国産品ならベラボーめの値段、森林資源はあっても安い海外産の木材に圧されて活用されていない。
日本は、四季があって自然が豊かではある。
しかし、台風、雪害、地震、津波などの自然災害が多く、生活の基盤になる建築材料が地のものではない、これ、日本の悲しい宿命。
パリの石造建築の石は、同じところにあったから、少々石の加工に手間がかかっても元が取れたというものだ。
総集編というからこのシリーズはこれで終わりかと思ったらまた゜まだ続くらしい。
小さな村の物語イタリアと同じように、『パリで逢いましょう』は、観光地巡りの紀行番組ではなく、そこに暮らす人が主人公だから話題が尽きないのかもしれない。
日本人にとって今なお、パリの芸術、文化、食は、魅力がある。
日本では、フランスの鍋釜の類の中から、取っ手の取れるティファール、琺瑯引きのル・クルゼに続いてタジン鍋、シリコンスチーマーのルクレ、ル・クルゼより高級のストゥブも売れだしている。
<バリ16区の高級アパルトマン>
♪♪YouTubeパリで逢いましょうの主題歌