TPPでニュージーランドが反旗 | 老$の徒然草

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もうじき80歳、ブログはボケ防止の頭の体操
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ニュージーランドは、行ったことないけど全く縁がないわけではない。
大好物の阿部商店の〝森のいかめし〟の小ぶりのいかは、北海道ではなくニュージーランド産、
スーパーで売っている函館のいかめしは、北海道産だけど〝森のいかめし〟は、断然旨い。
カンタベリーのポロシャツも愛用品、元はラグビー用だから堅牢。



TPP交渉の最終段階で思わぬ事態になった。
TPPの初期メンバーのニュージーランドが強硬。

①乳製品の大幅輸入量要求(全部足したらニュージーランドの生産量を上回る!!)
②後から入ってきたアメリカ、日本に主導権を取られておもしろくない。
  (一寸の虫にも五分の魂)

結局、TPPの交渉は自由貿易でも何でもなく、

各国が「自国の企業・産業」のために国益を拡大する「ルール決め」の協定

だった。


ガーデンシティと呼ばれるクライストチャーチには、公園が一杯、
住宅街の多くの家にはバラが植えられている。
2011年地震で日本人の語学留学性が多数亡くなったのもクライストチャーチ。
ニュージーランドは、日本と同じ右ハンドル、
日本より豊かな国なのに、走っている車の多くは、ドイツ車も含めて日本からの中古車。

人口僅か400万人の小国ニュージーランドに、
フォンテラという世界最大の乳製品会社がある。
この会社、ニュージーランド最大の企業組織の一つであり、酪農家が株主の生産者組合組織。
同国は、放牧、自然に生える牧草を牛が食べるから飼料代はかからない。
酪農家の経営規模は日本の8倍、集めた生乳をフォンテラが買い、いろいろな乳製品を作って世界中に輸出している。

もし、6ピース200円で売られているチーズが100円から150円でス―パーの店頭に並んだら、雪印も明治も小岩井乳業も全滅、日本で最も酪農が盛んな北海道の酪農家は立ちいかなくなる。
中国では、フォンテラが製品輸出ではなく現地で酪農、乳製品製造を手掛けるという。

ニュージーランドと決着がついても
アメリカ議会の都合で、どんと遅れてしまう可能性がある。
TPPは、アメリカによる経済覇権という単純な話ではなかった。


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