私は、細かいところが気になる性格で、それもどうでもいいようなことを、
ずっとひきづっているのですが、その一つのなぞが解けて昨今なかった爽快感が今あります。
その原因となったのが、Bohemian Rhapsodyの日本語訳。
言わずと知れた Queenの名曲です。
で、解いていただいたサイトが、キリの歯ぎしり ~隣の芝生は青かった~
私もキリさんが言うようにここの歌詞の和訳はどうも,腑に落ちない感じがずっとしてた。
なお、このPVは、Queenがテレビ出演に間に合わなかったために急遽作られた世界初のMPVだそうです。
それから,雑学を一つ。
Lady GAGAはQueenの曲の『Radio GA GA』のもじりだそうです。
以下引用
Beelzebub has a devil put aside for me.
既出の訳はどれも(←って、私の見た範囲だけですが)基本的に「魔王ビールズバブよ、悪魔をうっちゃっちゃってくれよ、俺のために」(by女王様)という意味に訳されているのですが、これに反旗。
キリさんは、
「ベルゼブブときたら僕に差し向ける悪魔をもう用意してるんだよ、僕に差し向けるための
僕に差し向けるための」
では,これは個人的な備忘録としての意味もかねてますので全文を引用させていただきます。
Writer: Freddie Mercury
Song: Bohemian Rhapsody
Is this the real life
Is this just fantasy
Caught in a landslide
No escape from reality
Open your eyes
Look up to the skies and see
I'm just a poor boy, I need no sympathy
Because I'm easy come, easy go
A little high, little low
Any way the wind blows, doesn't really matter to me
to me
Mama, just killed a man
Put a gun against his head
Pulled my trigger, now he's dead
Mama, life had just begun
But now I've gone and thrown it all away
Mama ooo
Didn't mean to make you cry
If I'm not back again this time tomorrow
Carry on, carry on, as if nothing really matters
Too late, my time has come
Sends shivers down my spine
Body's aching all the time
Goodbye everybody - I've got to go
Gotta leave you all behind and face the truth
Mama ooo
I don't want to die
I sometimes wish I'd never been born at all
I see a little silhouetto of a man
Scaramouche, scaramouche will you do the Fandango
Thunderbolt and lightning - very very frightening me
Galileo, Galileo
Galileo, Galileo
Galileo figaro – Magnifico
But I'm just a poor boy and nobody loves me
He's just a poor boy from a poor family
Spare him his life from this monstrosity
Easy come easy go, will you let me go
Bismillah! No-, we will not let you go, let him go
Bismillah! We will not let you go, let him go
Bismillah! We will not let you go, let me go
Will not let you go, let me go
Will not let you go, let me go
No, no, no, no, no, no, no
Mama mia, mama mia, mama mia let me go
Beelzebub has a devil put aside for me, for me
for me
So you think you can stone me and spit in my eye
So you think you can love me and leave me to die
Oh baby-Can't do this to me baby
Just gotta get out, just gotta get right outta here
Nothing really matters
Anyone can see
Nothing really matters, nothing really matters to me
Any way the wind blows...
ボヘミアン・ラプソディー
これは現実か
それとも空想か
地滑りに巻き込まれた
現実からは逃げようがない
目を開けるんだ
空を見上げて見つめるんだ
僕は哀れな少年だ 同情は要らない
だって僕は ふらりとやって来たかと思えば ふらりと出て行っちゃったり
ちょっといい気分になったかと思えば ちょっとウツな気分になったり
どんな風が吹いたところで 僕にはどうでもいいことなんだ
僕には
母さん、人を殺してきたよ
そいつの頭に銃を突きつけて
引き金を引いたら そいつ死んじゃった
母さん、僕の人生は始まったばかりだってのに
もうお終いなんだ、自分で自分の人生を投げ捨てちゃったんだよ
母さん、ああ
母さんを泣かそうと思ったわけじゃないんだよ
明日のこの時間になっても僕が帰ってこなかったとしても
そのまま、何も関係ないって感じで これまで通りに暮らしていって
遅すぎる もう時間になった
背筋がゾッとする
体は四六時中ズキズキと痛い
みんな さよなら もう行かなくちゃ
みんなと別れて 現実と直面しなくちゃいけないんだ
母さん、ああ
僕は死にたくない
ときたま 生まれてこないほうがよかったのにと思うよ
男のシルエットが見える
スカラムーシュだ、スカラムーシュ、ファンダンゴを踊ってくれないか
雷鳴と稲妻、ものすごく怖いよ
ガリレオ ガリレオ
ガリレオ ガリレオ
ガリレオ フィガロ 高貴な人よ
でも僕は哀れな少年 誰も僕を愛してくれない
彼は哀れな少年 貧乏な家の出だ
彼をこの怪物から逃してやれ
ふらっと来てはふらっと出て行く、僕を行かせて
バスマラ!駄目だ!お前を行かせたりはしない、彼を行かせてあげようや
バスマラ!駄目だ!お前を行かせたりはしない、彼を行かせてあげようや
バスマラ!駄目だ!お前を行かせたりはしない、僕を行かせて
お前を行かせたりはしない、僕を行かせて
お前を行かせたりはしない、僕を行かせて
駄目だ 駄目だ 駄目だ 駄目だ 駄目だ 駄目だ 駄目だ
母さん 母さん 母さん 僕を行かせて
ベルゼブブときたら僕に差し向ける悪魔をもう用意してるんだよ、僕に差し向けるための
僕に差し向けるための
それであんたは僕に石を投げつけることも目に唾を吐くことも出来るって考えてるんだな
それであんたは僕を愛することも勝手に死ねって僕を置き去りにすることも出来ると考えてるんだな
ああそんな、あなたは僕にそんなこと出来ないよね
出て行かなくちゃ ここから出て行かなくちゃ
何があったってどうでもいいんだ
誰でも分かっているさ
何があったってどうでもいいんだ 関係ない 僕には
どんな風が吹いたって・・・
注釈
Scaramouche(スカラムーシュ): イタリア喜劇で空威張りする臆病な道化。
Fandango(ファンダンゴ ):スペインのアンダルシア地方の民俗舞踊およびその舞曲。
Galileo(ガリレオ):ガリレオ・ガリレイ(イタリアの物理学者・天文学者)のことであろう。
Figaro(フィガロ): ボーマルシェ作の戯曲の登場人物。オペラ「セビリヤの理髪師」「フィガロの結婚」の主人公として有名。機知に富む皮肉屋の策士で、長いものには巻かれないタイプ。(考えてみるとガリレオも長いものには巻かれないタイプと言えるか。)
Bismillah(ビスミラ):バスマラ*イスラム教で唱える言葉。「慈悲深く慈愛あまねき神の御名において」という意味の決まり文句。
Beelzebub (ビールジバブ) :ベルゼブブ*元々はカナン人の神バアルであったが、ヘブライ人たちによって悪魔とされた。近世になって、悪魔で魔神の君主、或いは魔界の王子とされるようになった。地獄においてサタンの次に罪深く強大なものとされる。ベルゼブブは配下に幾多の悪魔を抱えており、この歌に於いてはベルゼブブがそうした悪魔たちの中から一人を「僕」に差し向けるために既に選び出しているということが歌われている。
キリさんありがとうございました。
実際のところ、ほんとうの意味は、フレディ以外のQueenのメンバーでさえ知らないらしいが。