彼が出て行きました。


というより、最後は私が追い出した、


と言う表現がただしいかも。


彼は、引越し業者を使うのは高いと、少しずつ運ぼうとしていたようだけど、


それじゃ、いつまでかかるのか?


私は、ちょっとイライラしていました。



その日、休みが重なり、


どこか出かけようか?と言われた。


しばらく二人で休日に出かけたことなんてなかった。


休みも重ならなかったのもあるけど。


どうせ、新しいアパートに必要な、買い物にでも


付き合わされるんだろうとおもっていた。




でもその朝、数ヶ月払ってなかった生活費の話をして


また喧嘩になり、


一度、新しいアパートに荷物を少し持っていくと言っていた彼に


「もうこの家に戻ってこなくていい」


といい放った。


彼は「荷物が残ってる」というけれど、


もうズルズル居られたくないので、


「私が送る」と。


バスの時間が迫っていたのはあるけれど、


スニーカーのまま、部屋に入ってきて、


自分が持ってきたゲーム機だの、なんだの乱暴に取り外し


袋に詰めはじめた。


彼が来た当初、彼が買った無線LANまで持っていこうとしたので、


「それは置いていって」と言っても聞く耳持たず、


「自分が買った」の一点張り、


それを買ったのは、自分もインターネット使いたかったからでしょ?


「靴は脱いで」といっても全く聞かず


「ここの鍵を返して」というと


床に投げつけた。


ほんと、こんな失礼な子供じみた男なのかと


怒りとバカらしくなった。



彼の服を捨ててやろうかと思ったけど


そのあと、何時間もかけて、彼の荷物をダンボールに詰めて


宅配で送った。


結局、彼の引越しを私がほとんど全部やったようなものだ。


午前中から始めて、夕方までかかり腰も痛くなり、その日は疲れ果てた。



いつもはメールばかりで電話なんてしてこない彼から


午後、何回も電話がかかってきた。


もちろんでなかった。


伝言メッセージに、


「明日仕事だから服が必要だから…」と。


ゲーム機の心配より、普通は、そっちの方を持っていくべきじゃない?


バカみたい。


でも取りに来るんだろうと、


玄関先に、1日分の服や仕事に使うバックなど並べておいた。



夕方、チャイムがなり彼が立っていた。


「ごめん…」


と。


私は、ただ


「明日必要な荷物。持っていって」とだけ


「少し時間ある?」


と言われたけど、私は


「帰って」


とだけ。


「ごめん…」


と何回か言っていたけど、


私は、今日は、謝らなかった。


そして、玄関先からは、1歩も中に入れず帰した。




彼が帰ったあと、


なんだか悲しくなって、


しばらく泣いた。



彼になついてる犬は、


うれしそうに、ずっと尻尾を振っていた。




やっぱり私は、許せない。


私が、彼との事で、精神的にまいっていて、


病院から薬をもらったり、カウンセリングへ行ったりしていた時期



彼は、他の女性と会ったりしていたのだから。



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