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融資の引き締めが

今年に入ってから融資がかなり厳しくなってきているといわれています。

不動産投資家や不動産業者さん、私が金融機関に何行も電話してヒアリングした感想としては、確かに融資を引き締めているところは増えているようでした。

「今は本部の審査がだいぶ厳しくなってしまって、現場サイドとしては非常にやりにくい」というお話も伺いました。

一番最初に影響がでたのは、やはり日本政策金融公庫です。

少し前までは、融資期間20年が普通に出ていましたが、今は原則10年です。

まだ一部の支店で20年を出した実績があるようですが、かなりレアケースです。

逆に日本政策金融公庫で融資条件で緩和された点もあります。

「女性、若者／シニア起業家支援資金」という女性、若者、シニアに対して融資期間などが優遇される融資制度があります。

このうち若者については、いままで30歳未満の方が対象でしたが、これが35歳未満に引き上げられました。

融資を打診した結果

私は現在新築アパートを建築中です。

少し前になりますが、融資の引き締めが噂された今年3月頃に某地銀で融資を依頼しました。

支店まではフルローン、30年、金利1％前半となかなかの好条件で審査が通りましたが、本部審査の結果は頭金3割、30年、金利1％前半という条件で戻されてしまいました。

問題は頭金3割です。

さすがに頭金3割は出せる額ではなかったのと、先方も自己資金の額は把握していたので、実質的には融資不可です。

銀行担当者も今回のケースで言えば問題なく支店の条件通りで本部審査も通るものだと思っていたようで、かなりびっくりしていました。

が、完全に大丈夫だと油断していた私はもっとびっくりしました。笑

しかし、念には念を。

この地銀が第一候補でしたが、念のため複数の金融機関にも打診しており、そのうち地銀2行でも融資審査を進めていました。

なんとか第二候補の地銀で無事融資を受けれたのでよかったですが危ないところでした。

どの金融機関でも本部審査でひっくり返されることは以前からよくあることですが、時期的なことと、担当者の言い回しからして、融資の引き締めの影響がでてきたのではないかと感じました。

融資の打診は1行に絞らない

完全に大丈夫だと思っていても金融機関一行に絞るのはとてもリスクがあります。

また、複数の金融機関に融資を打診することは、競争原理が働きますので、1行のみに融資を打診する時と比べ、融資条件がかなり変わってきます。

1行に絞らず、複数（2～3）の金融機関に融資を依頼をしましょう。

銀行担当者の話

私も融資を受けている某地銀の担当者の方とつい先日1時間ほどお話をしてきました。

実際に気になる今の融資状況をズバリ聞いたところ、

意外な答えが。

この地銀では、全く影響が出ていないそうです。

むしろ今まで融資に積極的だった某地銀が融資を出さなくなった影響からか、その案件が流れてきて取り扱いが増えてきたそうです。

本部の意向もあるので、いつまで続くかはわからないそうですが、今のところ引き締めの兆候はないようです。

まとめ

不動産融資が締まってきていることは事実です。

特に少し前までは簡単に出ていた全く実績のない人への融資や、フルローンでの融資が難しくなってきている印象です。

しかし、条件はある程度厳しくはなってきますが、実績のある人への融資はまだまだ出ています。

一回断られたからといってすぐには諦めず、まだ融資を積極的に行っている金融機関もありますので、色々な金融機関へ融資の打診をしてみましょう。

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