「お姉ちゃん、歯がまた抜けたよー!」

はじける笑顔でスカスカの前歯を見せてくれているのは、エクマットラアカデミーのちびっこチームのサッビルくん6歳。



エクマットラに来る子の中には、家族や保護者がいない場合、自分の年齢も名前もわからない子もいます。

名前はエクマットラに入ってから授けられるけれど、年齢に関しては幼少期にきちんと栄養が取れていないと身体の発育も遅かったりするので、個人差もあり見た目だけだとなかなかわかりません。
そんな中、6歳臼歯は全世界共通で、年齢を確定する一つの目安となります。

「物心ついたときには路上にいて、エクマットラに来るまでは、自分が誰なのか、どこから来てどこへ向かうのか分からなかった」

と、以前エクマットラの卒業式の時に一期生の男の子が話していた言葉がずっと心に残っていて

もし自分の名前を誰も呼んでくれなかったら
生きる時間軸がわからなかったら

生きて存在していること自体、幻のような気持ちになってしまうでしょう。

そんな子どもたちが、
自分自身と社会の中にアイデンティティを見出せるよう
教育と共に沢山の愛情も
注いでいきたいと思います。


全ての子どもが
「生まれて来てくれてありがとう」
と祝福される世界でありますように。