昨日のニコプロの記者会見の内容です!↓



 2月21日(金)午後12時より、東京・神保町の「ニコニコプロレスチャンネル事務局」にてWAVEが会見。ニコプロ生放送されるなか、春の大場所となる3・2後楽園大会のカードを発表した。会見には二上美紀子社長をはじめ、各試合に出場する選手が出席。カードごとに、それぞれ意気込みを語った。

▼ヤングプライドWAVE(20分1本勝負)
夏すみれ&山下りなvs勝愛実&藤ヶ崎矢子

夏「この試合に懸ける意気込みとしては、山下は前回の『ヤング・オー!オー!』で、私もJWPさんの浅草・花やしき大会で、それぞれ勝さんとシングルで対戦させていただいているんですが、2人ともそれぞれ1本ずつ取られていまして、勝さんといえば、ジュニアのチャンピオンですし、私と山下にとっては大きな壁です。越えなきゃいけない壁だとも思います。この試合に関しては、私と山下と藤ヶ崎選手の同期対決という側面もありますが、私と山下のなかでは勝選手にしか向いていません。必ず取り返して、プライドが許さないので負けられない試合になるかなと思っています」

藤ヶ崎「完全に同期のなかで舐められていると思うので、この大会で、私が一番目立って、藤ヶ崎矢子という名前を広められたらいいなと思います」

勝「JWP認定ジュニア二冠チャンピオンの勝愛実です。このタッグマッチを組まれたということで、夏すみれ選手、山下りな選手と最近シングルで当たらせていただいたんですけど、それぞれ2人から感じるものありますし、このタッグマッチはただのタッグマッチではなくて、お互いの意地がぶつかるような面白く、熱く、激しい試合になるんじゃないかと思います」

 質疑応答に入り、ニコプロ視聴者から注目選手を聞かれた二上社長は「残念ながら、私は山下りなvs勝愛実、夏すみれvs勝愛実の試合を生で見たことないので、どういう試合するのか。あと勝さんの持っているJWPのベルトにどちらが先に挑戦できるのかを確かめたいと思います」と回答。夏、山下の査定的な試合であることも明かされた。



▼プレミアムWAVE(30分1本勝負)
<Las Aventureras>浜田文子&山縣優vs宮本裕向&木高イサミ<ヤンキー二丁拳銃>

山縣「ZABUN所属の山縣優です。このカードを聞いた時、凄く心臓がバクバクするほど凄く嬉しかったです。(なんで?とツッコまれ)久々にですね、男子と試合できるというのが、ですね。そう思ってバクバクしました。イサミ選手、裕向選手の個々の試合は見たことあるんですけど、2人のタッグは見たことないんですよ。どういうものをタッグとしてリング上で見せてくれるのか、それに対して自分と文子さんがどこまで闘えるのかを想像したら凄くドキドキワクワクしています」

文子「ZABUN所属の浜田文子です。GAMIさんからこのカードを聞いて、まず思ったのが、デスマッチが多い選手なので、デスマッチで来るのか、普通の試合で来るのか……そのへんを聞いてみたいですね」

二上社長「デスマッチじゃないんですか?」

ヤンキー二丁拳銃「違います」

文子「自分はデスマッチやったことないので、デスマッチでくるのだとしたら気持ちが変わってきますよね。普通って言ってくれたのであれば負けずに、山縣と一緒で、(もともとは)シングルプレイヤーですが、今こうやってタッグを組んでいい感じできているので、男子と組まれたということでワクワクしています」

二上社長「デスマッチとハードコアどう違うんですか?」

宮本「自分もよくわからないですね」

木高「僕のなかではデスマッチは鋭利なもの。切れるもの。有刺鉄線とかはデスマッチの部類に入る。蛍光灯やガラスとか。ハードコアは鈍器だと思っています。イス、テーブル、ラダー……と、僕の中では明確にわかれています。だから有刺鉄線バットは難しいところですね」

二上社長「なるほどね。なんでもいいんじゃないですか」

文子「でも、それはないわけですよね? 普通に試合してくれるんですよね?」

木高「はい。普通に試合するだけでドアウェイなんですから。だって見てください。この女子力の高さというか。選手女子しかいないじゃないですか!」

宮本「僕ら以外みんな女子じゃないですか! あとはスタッフさんみんな男ですけど(苦笑)」

木高「ドアウェイですよ」

二上社長「いいじゃないですか。では、宮本さんお願いします」

宮本「一度でいいから見てみたい。女房がへそくり隠すとこ。宮本です。今回の対戦カードなんですが、2年前くらいにちょうど東京プロレスの女子プロレス大賞になった時期がありまして……」

木高「東スポね」

宮本「ええ、東スポの女子プロレス大賞(苦笑)。その時の相手で浜田文子さんとシングルで闘いまして(666の2012年12・22新木場)、見事に負けまして。その悔しさがあるので、今回タッグで当たりますけど、その時のリベンジを果たしたいな、と」

木高「リベンジするチャンスだね」

宮本「そう、チャンスなんだよ、『ちゃんす』さんだけに。あと山縣さんも試合の雰囲気っていうか、僕、凄く好きでコワゴワしい感じが。文子さんもそうなんですけど、2人はそういうのがあるので、そういうところを含めて勉強もさせてもらいたいし、僕らもそういうところを見せたいですね」

二上社長「じゃあ“キダカ”さんどうぞ」

木高「“コダカ”です。このやりとり長くなりそうだな……。ユニオンプロレスの木高イサミです。2年前に浜田さんとやったって言ってたでしょ? 僕はね、約12年前に山縣さんとやってるんです。14秒で勝ったんです。顔面を蹴り飛ばしまくって、お客さんがドン引いたまま終わるという。でもね、12年経って、私もいろいろありました。変わりました。今回の対戦は楽しみです。WAVEのタッグチャンピオンってことで、今回はノンタイトル戦なんですけど、WAVEのタッグベルトは男子が巻くこともできるんですか?」

二上社長「できますよ。前に男子、挑戦してるよ。東京愚連隊が挑戦してる」

木高「そうしたら勝った暁には、またベルトを狙いに……」

宮本「そうですね」

二上社長「お二人は今、ベルトは?」

木高「持っています」

宮本「今は大日本のタッグチャンピオンですね」

二上社長「思い切ってダブルタイトルにすればいいんじゃない、今回」

文子「でも、そう言っていただけると……もし勝ったらね」

二上社長「大日本にいく?」

木高「そういうことになりますね」

宮本「面白いですね」

文子「いや、お二人が私たちに勝ったらベルトに挑戦と言ってくれているんであれば、今回は女子だから舐めるとか、女子だから手を抜くんじゃなくて、女子だと思ってほしくないですね。同じ選手だと思ってリングに上がってほしいですね」

ヤンキー二丁拳銃「それはもちろん!」

木高「リングに上がったら男も女もないですから」

 続いて、質疑応答へ。マッチメークの経緯を尋ねられた二上社長は、「なんか強いんですよ。このオバサン……ベテラン2人が凄く強いので、若手の彼らがノリに乗って、ネットプロレス大賞ベストタッグ賞を受賞した人たちなので、お相手をしていただければ面白いのかな、と。私の引退のバトルの時に出ていただいて、その前にも当たらせていただいたんですけど、凄く楽しかったので、文子と山縣と対戦したら、男子とか女子とかの枠を超えた凄いものになるのかなと思ってオファーしました」と返答。そして、改めて今回のルールは、デスマッチではなく、普通のプロレスルールで、かつノンタイトルマッチとしておこなわれることを強調した。


▼コミカルカオスWAVE(20分1本勝負)
紫雷美央&大畠美咲&志田光&藤本つかさvsフェアリー日本橋&救世忍者乱丸&旧姓・広田さくら&松本都

 コミカルWAVEのエースとして注目が集まる志田光だが、残念ながらWRESTLE-1参戦のため会見を欠席。それをいいことに乱丸は「こうなったら7対1になる空気を作って手を組まへんか?」と、裏工作に入る。最初は難色を示していた美央と藤本だったが、乱丸が千円札をそれぞれ渡すと、2人はあっさり承諾。腹黒いはずの大畠が「千円ぽっちで考えられない。どうかと思うよ!?」と、意外とまともな反応を見せたが、乱丸が1万円札を差し出すと、大畠は胸の谷間にスッとしまい、何ごともなかったように買収された。

 かくしてルール決めに入ったが、主役の志田がいないため、話が進まない。ニコプロ視聴者にも問いかけたが、それでも決まらなかったため、最終的には志田本人に決めてもらうことで落ち着いた。

 またWAVE2・19新木場大会で志田が「勝ったらコミカル卒業」を宣言したことについて、乱丸は「この状況を見て志田が勝つとかありえへんし。7対1の状況作ってますからね、1万2000円で。コミカル卒業とか言うたかて、コッチが勝手に決めることやから、試合の流れはお客さんが作ってくれますので。この先、私とやって金縛りやって効かへんかったら、ブーイングが飛ぶわけですし、しょうがないです。持って生まれたコミカル魂は……」と、志田の発言を一蹴した。

 ここで週刊プロレスから誰も取材に来てないことが判明。広田が「週プロってそういうとこあるよね」と冷めた発言をすると、美央も「こないだ編集長に色目使ったら、今週めっちゃ女子のページが増えたのに!」とそれぞれ不満を漏らす。収拾がつかなくなったため、二上社長が強引に「ルールは、志田が決める。週プロさんは不在ですが、志田さんが決める。他の人は文句言わない。いいですね? 普通のルールだけはやめてもらいましょう。つまらないことはやめましょう。以上」と、まとめた。



▼Regina di WAVE~WAVE認定シングル選手権試合(30分1本勝負)
<王者>桜花由美vs春山香代子<挑戦者>
※初代王者6度目の防衛戦

桜花「今回、春山さんとReginaのベルトを懸けて試合をするということで、私、この防衛戦で6度目となります。今まで昨年の12月、年末のJWP後楽園大会から続いているWAVEvsJWPの対抗戦でほぼウチが負けております。これは本当に悔しいことなので、この借金を私が勝って、利子をつけて全額返済したいと思っております」

春山「今回、自分にとってはいいチャンスがきたなと思って最近シングルのベルトに関しては縁がなかったので、今回、後楽園のメインで、しかも他団体。すみません、最後はJWPのバリバリ春山が締めさせてもらって、そのあと花やしき大会があるのでみんなにそのベルトをお披露目したいと思います」

二上社長「メインかどうかはわからないですよ。当日発表なので、それは私の気分次第です」

春山「え? メインにしてください」

 以下、質疑応答。
——過去のシングル戦績は?
桜花「私、春山さんとシングルは1回くらい…。あとはタッグとかで。でも、春山さんと試合するのは私の特別の大会だったりするので、特別な存在だと思っています。その時は、負けています。勝ったことないと思います」

春山「はい、負けたことはないです」

二上社長「私も春山に1回しか勝ったことがないです」

——対抗戦で勝率はJWPが勝っているが、敵地でのタイトルマッチで大将戦みたいな感じになるが、プレッシャーは?
春山「ありますよね。そのプレッシャーが自分にとってはいつもいい方向にくるのでプレッシャーがないとつまらないし、敵地に乗り込んだほうが、実は私大好きなんです。対抗戦が一番大好きなので桜花との闘いでもあり、WAVEのファンの人たちとの闘いでもあり、自分との闘いでもあるんで、WAVEのファンには悲しいお知らせだと思うんですけど、桜花がそのベルトを腰に巻いてるのはその日が最後だと思います」

二上社長「私からもいいですか、質問。もし、春山さん、このベルト取ったらJWPでも防衛を重ねるんですか」

春山に
「重ねますね。ダメですか? 私、取ったからには価値を上げてあげたいと思っているんで、いろんなところでやっていきたいと思います」

桜花「私が春山さんに勝ったらこのベルトの価値はかなり上がると思います。そして、この防衛ができたら、1年間、Reginaのベルトを守り抜いたという自信に繋がるので、凄く燃えております」

——秘策考える?
桜花「はい、考えています。いろいろと」

春山「私はカラダが武器なので、すべて受け止めて潰します」

 また、視聴者の「長身の相手にはどんな攻めを?」との質問に、春山は「私、身長にかかわらず、ぶつかっていくというか、投げ系もそうだし、桜花に負けているのは唯一、美だけだと思っているので、あとはすべてプロレス的な面では上だと思っています。身長が高いからって、負ける要素はないです」とコメント。桜花も「今、春山さんは美だけと言っていますが、私には春山さんにもう1つ勝っているところがあります。それは足の長さです」と、言い返した。ここで二上社長が「年齢もね」と付け加えたが、なんと2人は34歳で同じ年であることが発覚。一気にニコプロ生放送のコメント数が増えたが、その状況に腹を立てた春山は「ますますヤル気が出ました」とタイトル奪取に意欲を燃やした。

 最後に二上社長が残りのカードを次の通り発表。

▼ケンカWAVE(時間無制限1本勝負)
華名vs木村響子
※15分1本勝負から変更
▼渋谷シュウ&春日萌花vsチェリー&中川ともか
▼飯田美花&下野佐和子vs松本浩代&夕陽

 そして、「今回はじめて3月という春先に後楽園大会をするんですけど、なかなか豪華なカードになってしまいました。渋谷シュウ&春日萌花vsチェリー&中川ともかは、同世代のライバル対決で、飯田美花&下野佐和子vs松本浩代&夕陽、これもその世代の対戦となっています。先ほどのヤングプライドWAVEも夏すみれ&山下りなvs勝愛実&藤ヶ崎矢子、これも同世代の対決です。同世代対決の年代ごとのくくりになってるので、テーマとして見やすいかなと思います」(二上社長)と見どころを紹介し、会見はお開きとなった。

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