以下は、これまでの「核の言説史」の増補です。

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究理とれんとげんの時代
核の言説史 前史 1868-1944


大正から昭和初期において、「核」をめぐる言説は、第一に、医学の分野におけるレントゲンに関する書物、第二に、原子物理学もしくは、量子物理学に関する書物、この二つが大きな流れをつくっている。

レントゲンの分野では特に、藤浪剛一が大きくこの分野を牽引してきた。「れんとげん学」という本は、1914年に初版を刊行し、その後も版を重ねる。

また、物理学の領域については、当初、「窮理(究理)学」と呼ばれ、1872(明治5)年に公布された教育法令により、物理学という言葉に変わった。

しかし、いずれにせよ、当初は、専門性が高く、一般教養書に至っていなかった。1940年頃にもなると、伏見康治をはじめ、啓蒙書が登場しはじめている。

なお、明治維新以前においては、たとえば石田梅岩の心学に連なる鎌田柳泓(リュウオウ)は、「理学秘訣」を1815年に発表しているが、ここでの「理学」は自然現象全般を扱っているものの、それらと心のつながりを探求している。

また、1856年には、広瀬元恭が「理学提要」を発表しているが、これは、医学者向けの物理学教科書をもとに翻案したものであった。

これらは、ここで対象とする「原発」や「原爆」との近接性があるわけではない。

原子論については、水野敏之丞が先鞭をつけ、菊池正士、湯川秀樹、渡辺慧、嵯峨根遼吉、伏見康治、仁科芳雄らが次々と先鋭的な仕事を行いつつ、一般向けにも文章を発表している。

この時点ですでに研究者たちの「原子」研究に対する態度は二極化している。

一方では、湯川を筆頭とした理論系の物理学者で、彼らは、基本的に技術的転用に対して批判的だったことが知られる。

また、一方で仁科芳雄を代表に、どちらかと言えば実験系の積極的に技術転用を目指した人びともいる。

この時期において、興味深いのは、哲学者ラッセルによる原子論、The ABC of Atomsである。原著は1923年、翻訳も1925年に出ている。
その後アインシュタインとともに、戦後の「反核」「平和」運動のリーダー的存在となってゆくわけだが、最初から原子力には深い関心があったのである。

確かに一応ラッセルは「科学哲学」や「論理学」を中心に活躍した哲学者ではあったが、それにしても、わざわざ核物理学の「入門書」のようなものを発表した動機は一体何だったのか。

数式や専門用語をほとんど用いずに、化学における元素周期表からアインシュタインの相対性理論まで、ていねいに概説しているが、おそらくラッセルは、「原子」のもつこれまでにないポテンシャルに戦いていたのではないかと想像される。

彼の提示した論理学は、私たちの言語活動をもっとも細かくしたうえで、そのなかにある要素や法則などを見出してゆこうとしたもので、それは、言うなれば、原子論的言語分析、とでも言えるようなものであった。

つまりラッセルの関心は、目の前に見えるものではなく、その背景に隠されている、見えない「最小単位」やその「つながり」などにあったのである。

なお、特に1940年代の核物理学者たちの言動については、伏見康治ほかの自伝的文章などから伺い知ることができる。

(これについては以前書いたので、お読みください 
→ 時代の証言 原子力科学者の昭和史 伏見康治 を読む


▼明治時代

究理図解 福沢諭吉 慶応義塾 1868
 「究理」に物理学のみならず、博物学や地理学などを含んで解説した本。もちろんここには「核」は登場していない。

究理通(初篇2巻) 尾形一貫:訳編 鈴木喜右衛門:刊 1872
 1872年に刊行された書物では、まだ「究理」が用いられていた。
 
訓蒙窮理問答 後藤達三:編著 袋屋亀次郎:刊 1872
 1872年に刊行された書物では、まだ「究理」が用いられていた。

物理学(上) 飯盛挺造:編 丹波敬三、柴田承桂:校補 島村利助他:刊 1879
 この頃には「究理」に代わって「物理」という言葉が一般化する。

(「東京医事新誌」(1986年2月29日号)で
国内でX線の発見がはじめて紹介される。

レントゲン氏の第発見 水野敏之丞 東洋学芸雑誌 13(174)  1896.3.25

れんとげん投影写真帖 山口鋭之助、水野敏之丞 丸善 1896

物理学 普通教育 山口鋭之助 大日本図書 1907.7


▼大正時代

原子論 水野敏之丞 丸善 1914


宇宙の原子 広瀬豊海 甲斐書店(大分) 1914

れんとげん学 藤浪剛一:編著 南山堂 1914

レントゲン療法 ハー・イー・スユミツト 藤浪剛一:訳 南山堂書店 1914

最近「レントゲン」放射線之原理及使用法 白木正博 南江堂書店 1914

硬性放射線學 緒方正清、緒方英俊:編次 丸善 1915.4

内臓レントゲン診断学 藤浪剛一、福光廉平 南山堂 1915

原子論(続) 水野敏之丞 丸善 1916

世界の最大秘密 
岩下孤舟 新青年 8月創刊号  1920
 
「原子(=アトムとルビ)爆弾の威力は堂々たる大艦隊も木端微塵」と書かれ「原子的家庭」も登場する。

放射能概論 愛知敬一 丸善 大正9  1920

レントゲン学講義集 (1-3) 上山正英:編 島津製作所 1923-1926

原子の秘密(常識科学叢書 第1) 妹尾太郎 新光社 1924

原子の構造 竹内潔 岩波書店 1924.05
 補遺:石原純


▼1925~

和蘭陀始制エレキテル究理原 橋本曇斎 三崎省三:刊 1925
 ここでの「究理」は仕組みの解明、といったような意味合いで用いられている。発電ではないが、起電の書として、感慨深い。


→ 江戸科学古典叢書〈11〉エレキテル全書.阿蘭陀始制エレキテル究理原.遠西奇器述.和蘭奇器  ¥6,300 Amazon.co.jp

電子及原子論大要 水野敏之丞 丸善 1925.06

新原子論講話 竹内時男 内田老鶴圃 1925

原子のABC バートランド・ラッセル 寮佐吉:訳 新光社 1925.9 The ABC of atoms, 1923
 この時点で、次のように書いている。"It is probable that it will ultimately be used formaking more deadly explosives and projectiles than any yet invented."

原子構造論 助川巳之七 内田老鶴圃 1925

原子 ジヤン・ペラン 植村琢他:訳 岩波書店 1925 Les atomes

無線、科学、技術、社会 レオン・トロツキー 報告 
1926.03.01 
 トロツキー選集 第2期第16巻=文化革命論(現代思潮社、2008年3月)
 
「解放された人類のまえには無限の技術的可能性が開かれている」と、「放射能の諸現象」の発見が「原子内のエネルギーの解放」に連なっている、と述べられている。「科学・技術的知識が大転換に近づいており、人間社会の発展における革命の時代は物質の認識やその獲得の領域における革命の時代と合致している」と、社会主義革命による「人類の解放」とこうした「エネルギーの解放」は平行する(=「合致する」)と指摘。「物理学の最大の課題は、このエネルギーを汲み出し、隠されているエネルギーが泉のように噴出するように、栓を開くことにある」とし、「石炭や石油を原子エネルギーに取り替え、それを基本的動力とする可能性が開かれてくる」。

原子価及び原子分子の構造 ギルバート・ニュートン・レウィス 一瀬雷信、倉橋治助:訳 大鐙閣 1927

遺言状放送 
海野十三 無線電話 3月号 1927年
 原子爆弾の研究中恐るべき連鎖反応が停るところを知らず遂に地球の崩壊を招いたという内容。【青空文庫】 「海野十三全集 第1巻 遺言状放送」に収録。

レントゲン深部放射の一般概念 藤浪剛一、原邦郎 吐鳳堂書店 1928

レントゲン学講義集(4-9) 島津製作所:編・刊 1928-32

星と原子 エー・エス・エディントン 谷本誠:訳 岩波書店 1929

物理学 8(輓近高等物理化学講座) 共立社書店 1930
 相対性理論(三枝彦雄) 、量子論(土井不曇) 、原子の量子論(竹内潔)を含む。

博 士論文 On the L-absorption spectra of the elements from Sn(50) to W(74) and  their reration to the atomic constitution (錫(50)よりタングステン(74)に至る諸元素のL吸収スペクトル並に其の原子構造との関係に就て) 仁科芳雄 東京帝国大学 1930.11.21

原子構造論 岩波講座 物理学及び化学21 遠藤美壽 岩波書店 1931.02

放射性現象 岩波講座 物理学及び化学23 木下季吉、秋山峰三郎 岩波書店 1931.07

原子物理学 高等物理学講話 三村剛昂、助川巳之七 中文館書店 1933.01

原子と宇宙 竹内時男 春秋文庫(春秋社) 1933

原子物理学概論 菊池正士 岩波全書(岩波書店) 1935.05

最近に於ける物理学の発展 経済倶楽部講演110 仁科芳雄 東洋経済出版部 1936.1
 
β線放射能の理論 科学文献抄7 湯川秀樹 岩波書店 1936.06

中性子 科学文献抄9 菊池正士、青木寛夫 岩波書店 1936.06

原子力学 マックス・ボルン 土井不曇他:訳 岩波書店 1936 Atommechanik
 
原子之崩壊変遷 水野敏之丞 丸善 1936
 
最新科学叢話(1-2) 日本数学物理学会:編・刊 1936-37
 第1巻に、原子の人工変換の話(嵯峨根遼吉)、宇宙線(嵯峨根遼吉) を収録。

原子核物理実験 電子工学講座7 中川重雄 共立社 1937.12

量子力学の基礎並びに原子論に於ける単電子、多電子問題への応用 エギル・アー・ヒレロス 坂井卓三、恩田式司:訳 内田老鶴圃 1937

原子核と超微構造 科学文献抄17 渡辺慧 岩波書店 1937 

原子物理学 昭和12年版 三村剛昂、助川已之七 中文館 1937

原子核物理学(実験)1 量子物理学1 合本1 杉浦義勝 共立社 1938.05

原子核物理学(実験)2 量子物理学2 合本1 杉浦義勝 共立社 1938.07

遠視スペクトル 量子物理学 合本7 藤岡由夫 共立社 1938.07

同位元素 量子物理学 合本8 堀健夫 共立社 1938.08

原子核及び元素の人工転換(上) 菊池正士、湯川秀樹 岩波書店 1938.09

原子核物理学(実験)3 量子物理学3 合本1 杉浦義勝 共立社 1938.11

分子スペクトル 量子物理学2 藤岡由夫、荒木源太郎、田中善雄:共著 共立社 1938.12

量子力学 概論 量子物理学1 仁科芳雄、富山小太郎、朝永振一郎 共立社 1938

最近の世態と人口問題/原子核に対する新概念 (経済倶楽部講演 192) 高田保馬、石原純 東洋経済出版部(非売品) 1938.12

原子核物理学(実験)4 量子物理学4 合本1 杉浦義勝 共立社 1939.03

原子スペクトル 上 岩波講座 物理学6 藤岡由夫 岩波書店 1939.05

原子スペクトル 下 岩波講座 物理学17 藤岡由夫 岩波書店 1939.07

原子核に関する分析学的研究 岩波講座 物理学10 堀健夫 岩波書店 1939.09

実験/原子核物理学(量子物理学 1) 杉浦義勝 共立社 1939

電子/原子核物理実験(電子工学叢書) 中川重雄 共立社 1939

X線(量子物理学7) 仁田勇 共立社 1939

物理実験学 第
8巻 原子物理学 上 中村清二:監修 河出書房 1940.01
  原子物理学概論(藤岡由夫) 原子スペクトル系列分析(高橋胖) スペクトル線の超微細構造分析(村川潔)ゼーマン効果及びシユタルク効果(木内政蔵,早川吾郎) 分子スペクトル分析(田中善雄) ラマン効果(西久光) 質量譜分析器(浅田常三郎,奥田毅)同位元素の分離(堀健夫) 


物理実験学 第9巻 原子物理学 下 中村清二:監修 河出書房 1940
  放電管(原田常雄) 光電管(浅尾荘一郎) X線(田中正道) X線結晶分析法(吉田卯三郎,田中憲三) 陰極線と其の応用(泉川清) 陰極線の廻折による分析(山口太三郎)

原子核概論 岩波講座物理学 17 菊池正士 岩波書店:編 岩波書店  1940.06

原子核及び元素の人工転換(下) 菊池正士、湯川秀樹 岩波書店 1940.06

物理実験学 第10巻 原子核物理学 中村清二:監修 河出書房 1940.06
 
原子物核理学概論(菊池正士) 天然物放射能(飯盛里安) 放射性物質(三輪光雄) 原子核の人工転換(菊池正士,青木寛夫) 放射線(西川正治,篠原健一,中川重雄) 宇宙線(仁科芳雄,関戸弥太郎,竹内柾)
 

分子スペクトル 岩波講座 物理学第19回 藤岡由夫 岩波書店 1940.08

解説・原子核の物理 竹内時男 科学主義工業社 1940

宇宙線 1(量子物理学 8) 仁科芳雄他 共立社 1940

原子核の物理学 W・リーツラー 永田広志、首藤基:訳 白揚社 1940 Einfhrung in die Kernphysik

原子・地球・銀河系 現代の自然科学 J・S・アレン 篠原雄:訳 恒星社 1940 A survey in physical science-atoms,rocks and galaxies.

 
岩波講座物理学 11 岩波書店:編 岩波書店 1939-41
 X線(上・下)/西川正治他、宇宙線/仁科芳雄他、陰極線/篠原健一

原子の発展と天体としての地球の発達の併進関係に就いて 小田切瑞穂 太陽産業 1940

博士論文 軽き原子核のハルトレー振動模型よりの偏差の種類について 渡辺慧 東京帝国大学 1940.6.18

博士論文 人工放射能について 嵯峨根遼吉 東京帝国大学 1940.12.6

原子核実験装置 岩波講座 物理学 22  嵯峨根遼吉 岩波書店:編 岩波書店 1941.01

原子核及び宇宙線の理論 岩波講座 物理学22 湯川秀樹、坂田昌一 岩波書店 1941.01

原子間並びに分子間の力 
岩波講座 物理学22 犬井哲郎、小谷正雄 岩波書店 1941.01

宇宙線 岩波講座 物理学22 仁科芳雄他 岩波書店 1941.01

宇宙線 Robert Andrews Millikan 村上
忠敬訳 恒星社 1942.02

原子の発展と天体としての地球の発達の併進関係に基く宇宙論 小田切瑞穂 太陽産業 1941

原子の発展と天体としての地球の発達の併進関係に就いて 補遺 第1 岩漿の分結並に凝固に就いて 原子種の共生に就いて1 小田切瑞穂 太陽産業 1941

原子論と力学 ニールス・ボーア 大学書林編輯部:編 大学書林 1941
 本文はドイツ語のみ

大日本言霊学より見たる仁科博士の宇宙線と原子核 朝倉尚絅 大日本皇風会出版部(滋賀県蒲生郡島村)  1941.11

物理・原子物理 松田栄 研究社学生文庫(研究社) 1941

世界最終戦論 
石原莞爾 1941
「最終戦争に於ける決戦兵器は航空機でなく、殺人光線、殺人電波等ではなかろうか」

ピエル・キュリー伝(白水社科学選書12) キュリー夫人 渡辺慧:訳 白水社 1942

驢馬電子 原子核物理二十話 伏見康治 創元社 1942.05

原子及び原子核 井田光雄、森本弥三八 日本出版社 1942.05

放射能(上) マダム・ピエール・キューリー 皆川理、杉本朝雄、三宅靜雄:訳 白水社 1942.06

原子核 現代の化学 第一輯 湯川秀樹 共立出版 1942.10

原子核及ビ宇宙線ノ理論 湯川秀樹、坂田昌一 岩波書店 1942.11

原子の人工転換 白水社科学選書9 ジャン・ティボー 村岡敬造:訳 白水社 1942 Vie et transmutations des atomes

X線(国民科学文庫2) 田崎秀夫 日本出版社 1942

レントゲン F・L・ネーエル 常木実:訳 天然社 1942

原子核に関する実験 学術綜合講演会叢書 第4  嵯峨根遼吉 文部省学術綜合講演会:編 文部省科学局 1943.3
 原爆の可能性については語られているが、その実現性はまだ薄いと想定されている。

放射能(下) マダム・ピエール・キューリー 皆川理、杉本朝雄、三宅靜雄:訳 白水社 1943.06

火花・稲妻・宇宙線 : 電気学の今昔 デートン・ミラー  加藤正訳編 三省堂 1943.06
 Miller, Dayton Clarence(1866-1941)

原子物理学 高等物理学(1) 菊池正士 河出書房 1943

えれきてる物語 長浜重麿 科学新書(河出書房) 1943

量子物理学の進歩(1) 仁科芳雄:編 共立社 1944.01
  中間子の理論/宮島竜興、宇宙線中の中間子に関する最近の実験について/竹内柾、宇宙線の本質に関する研究の近状/玉木英彦、高エネルギー粒子発生装置/ 嵯峨根遼吉、原子核実験測定装置/青木寛夫、写真乾板の宇宙線及び原子核研究への応用/田島英二、中性子研究の近状/木村一治、原子線の方法による原子核 諸常数の測定/渡瀬譲、質量譜による同位元素の研究/奥田毅、緒方惟一、同位元素の分離/千谷利三、Stark効果/堀健夫、固体論/武藤俊之助、野上茂 吉郎、X線物理学輓近の業績抄/三宅静雄、固体のX線分光学/吉田早苗、磁性体論/宮原将平、量子化学理論/小谷正雄、内部廻転軸を有する分子の構造に就 て/水島三一郎、化学反応論の進歩/佐々木申二、李泰圭、元素の人工変換と人工放射能/伊藤順吉


科学線の様相 朝日新聞4面 1944年3月28日、29日
「近時、ウラニウムから特殊原子量のものを抽出し、これに宇宙線をあてることにより非常なエネルギーを出すということをある学者がやった。」「マッチ箱ひとつのウラニウムでロンドン市全体を潰滅させることができる。」

物質の究極 藤岡由夫 河出書房 1944.06

桑港けし飛ぶ 立川賢 新青年 1944年7月号
 本土空襲科学小説。「日本が原子爆弾を完成し、原子力エンジン搭載の爆撃機で、米国本土桑港に原爆を投下し、ビルを壊滅させ、70万人を殲滅して、戦局を逆転する」という内容。

特集決勝の新兵器 朝日新聞 1944年7月9日
「ウラニウム爆弾」について、「・・・その中の質量235のものだけ核分裂する、これを分けるにはまだ実験室の範囲を出でず、多量生産など及びもつかない」

無限爆弾 
守友恒 新青年 1944年9月号

元素の人工変換と人工放射能 用紙物理学の進歩1 伊藤順吉 共立社 1944.11

諜報中継局 海野十三 新青年 1944年12月号
 
「海野十三全集 第10巻 宇宙戦隊」に収録。

原子世界の素描 村岡敬造 京都印書館 1944
 
*1945年に審査された博士論文


原子核反応F(P,α)Oおよび射出の粒子の角度分布に関する新効果
浅野芳広
理学博士
東京帝国大学
昭和20年4月6日

惑星状星雲に於ける電離ヘリウム,二重電離酸素及び二重電離窒素原子間の光学的交互作用理論(英文)
畑中武夫
理学博士
東京帝国大学
昭和20年9月14日

熱中性子の重元素原子核に対する作用断面積について
花谷暉一
理学博士
京都帝国大学
昭和20年9月16日

*戦後わずか1カ月後に、こうした博士号の授与があったのが、驚きでもある。

*当時、X線は、以下のように、さまざまな表記がなされていた。
X光線
X放散線
エッキス放線
ルヨントゲンX光線
レントゲンX放散線
炉縁と現X線
レンチェン氏X光線
レエンチェン放射線

レントゲンとX線の発見―近代科学の扉を開いた人/青柳 泰司
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新訂 福翁自伝 (岩波文庫)/福沢 諭吉
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