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v(^_^v)♪
これは、発達障害 、ADHD 、高機能自閉症、
後発難聴の私のエピソードです。
今朝のエピソードは、
「問題児だった小学生の私」その10となります。
一昨日のその9の続きとなります。
https://ameblo.jp/ohiisama0820/entry-12627832124.html
(これは昭和50年代のお話です。ここまでのお話は、バックナンバーをご参照ください。)
それでは、始めます。
(^_^)☆
今回は残りの白の碁石の使い道です。
実母からの暴力を受けた私は、
バー様の大岡裁き(大岡裁き参照)により、
私のお願いを聞いてもらえる権利、
白の20個の碁石を手に入れました。
5個はクマタロウ先生の習字教室に使いました。
さて、残りの15個の使い道はどうなったのか、
その使い道について書いていきます。
クマタロウ先生の習字教室に通い始めた、
次の週明けに、
自転車で転んだ怪我が治るまで学校を休んでいた
私のもとへ(バー様家)
私の父、とーさんが訪ねて来ました。
大きな黒いカバンを持った男の人と一緒です。
その男の人は百科辞典のセールスマンでした。
昭和50年代だった頃は、
通販とかもまだそんなに普及していなくて、
ましてや、ネットショッピングなんてものは、
ありませんでしたので、
こうして、
セールスマンが家に来る事は、
珍しい事では無かったのです。
何でも、この百科辞典のセールスマンのおじさんは、父の営業の仕事の関係の人らしく、
これは、私が喜ぶに違いないと共に、
バー様の家までやって来たのです。
最初に見せて貰ったのはこれでした
検索で見つけることが出来ました。
それを一緒にみた父は、
絵や写真もいっぱいで楽しいじゃないか、
(^_^)☆
これにしないか?と私に提案してきました。
とーさんは、
バー様から、白の碁石の話は聞いてるので、
10個分ぐらいでどうかな?
と言っています。
ところが、
私はこの父の提案に対して、
斜め上をいく言葉を発するのです。
( ̄▽ ̄;)
あのですね、
これは学校の図書室にも町の図書館にもあるのです。そして、大体読んでしまったので、
だからいりません。
買うなら、もっと字の多いものにしてください、
本格的なヤツが良いです。
生き物ではなく、生物学です。
自然ではなく、自然科学です。
理科ではなく、科学です。
このワガママ娘の私のその言葉に、
しばらく、
とーさんとセールスマンは固まっていました。
((((;゚Д゚)))))))
そして、
あのぉ、そーゆーのは、ありますか?
先に口を開いたのはとーさんでした。
はっ、はい、問屋に行けばあります。
( ̄▽ ̄;)
今日は、
小学校3年生のお嬢さんだと聞いてきたので、
これを持って来たのですが( ̄▽ ̄;)
お嬢さんの話を聞いた限り、
中高生向けのものになるのですが、
いくつか持って来ますね。
ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘
と、セールスマンは問屋さんまで、
百科辞典を取りに帰りました。
しばらくして、戻ってきたセールスマンは、
分厚いハードカバーの百科辞典のセットを
重たそうに抱えて持ってきました。
いくつかある中で私が気に入ったものは、
それは、
活字が中心で、写真や絵の入った本格的な百科辞典でした。
(既に処分したので、画像を探しましたが、見つかりませんでした。)
とーさん、これです、これが良いです。
╰(*´︶`*)╯♡
私はそれが気に入りました。
とーさん、これを買ってくださいと、
私はとーさんにお願いしました。
そうしたら、とーさんは、
これって、大人が読むヤツじゃないのか⁈
Σ(・□・;)
ヘタレ、これはヘタレには難し過ぎないか、
読めない漢字とか知らない言葉とか沢山あるだろう?
( ̄▽ ̄;)
それにこれって楽しいのか?
( ̄▽ ̄;)
なぁ、
もう少し簡単なのにしたらどうだ?
これとか、良いんじゃないか?
( ̄▽ ̄;)
お値段もお手頃そうだし、
と、言い出したので、
私は、
とーさん、何の為に国語辞典や、漢和辞典、
広辞苑があるのですか?
大丈夫ですψ(`∇´)ψ
いざとなったら、クマゴローくん(私のおじさん)がいます。
クマゴローくんに聞きます。
ψ(`∇´)ψ
そして、ヘタレは、こういうのが、
楽しいでのす。
この読めない漢字や、
わからない言葉を調べる、
そして、今まで知らなかった事を知るのです。
新しい扉が開くのですよ。
ドキドキしませんか、
これは、ロマンですよ。
╰(*´︶`*)╯♡
これがどれだけ楽しいのか、
とーさんにはわからないのですか、
(((o(*゚▽゚*)o)))
だから、とーさん、ヘタレは何も困らないのです。
と、延々と話続ける娘、ヘタレに対して、
とーさんは、
わかった、わかったよ、
そのあたりで、ストップ、
と、ため息をつきながら、
(−_−;)
セールスマンとバー様の家の庭の片隅に行って何かを相談してます。
( ̄▽ ̄;)
ええっっΣ(゚д゚lll)
そんなにするの?
少しまけてもらえませんか?
あっ、無理、そーなんだ、
おまけで、ノートと鉛筆をつけてくれるの?
おまけは良いからまけて、
無理?困ったな( ̄▽ ̄;)
そんな声が聞こえてきます。
頭をかきながら、戻ってきたとーさん、
( ̄▽ ̄;)
そして、
セールスマンはニコニコと頭を下げて、
帰って行きました。
ヘタレ、
石15個に変更だ、
(´;ω;`)
全部出しなさい、
それでも全然足りないけれど、
予算オーバーだけど、
買ってやるから、
ヽ(;▽;)
残りはとーさんの小遣いから出すから、
ヽ(;▽;)
とーさん、今月の飲みに行けない
ヽ(;▽;)
それと、
あれは、見本なので、取り寄せるのに5日かかるとさ、
私は、
へー、百科辞典て習字より高いのですね、
( ̄▽ ̄;)
と、驚きました。
そして、
とーさんありがとうなのです
(*^▽^*)
と、お礼を言いました。
私は、この辺りは子供でした。
世の中の物価とかも良く把握しておりませんでした。
なので、とーさんの買ってくれた、
その百科辞典のセットは、
今にして思うとかなりのお値段だったと
思うのです。( ̄▽ ̄;)
これが、元で、後日、夫婦喧嘩をしていた位ですから( ̄▽ ̄;)
さて、話を戻します。
それを見ていたバー様が、
あらま、碁石が全部なくなっちまったのかい、
( ̄▽ ̄;)
それは、ちょっと気の毒だね、
そうかい、
ヘタレは本当に本が好きなんだね。
よし、バー様もヘタレに一冊、本を買ってやろうじゃないか、漫画はいかん、活字の本だ、
生きたお金しかバー様は使わんからな、
(この時代は漫画はいかんと言われていた時代でした。)
明日、
バー様は、魚屋さんに買い物に出たついでに、
しろくま書店(その町で一番大きな本屋さん)
に寄ってこようではないか、
何て本を買って来たら良いんだい
遠慮なく言うが良いさ、
と、言ったので、
私は、現代用語の基礎知識がずっと前から
欲しかったのです。
言葉の意味が沢山のっていて、
凄くためになる本なのです。
╰(*´︶`*)╯♡
と、バー様にいいました。
(これは、最新版です。)
現代用語の基礎知識とな?
なんだいそりゃ?
とーさんや、しっているかね?
( ̄▽ ̄;)
と、バー様はとーさんに聞きました。
とーさんは、
さぁ?知りません、最近出た本ですかね?
本屋で聞けばわかるのでは?
( ̄▽ ̄;)
と、バー様に言ったので、
そーだね、明日、本屋で聞こう、
と、バー様は言いました。
そうです、
バー様と父は知らなかったのです。
現代用語の基礎知識がどういう本かを
( ̄▽ ̄;)
翌日、買い物に出かけて帰って来たバー様は、
私にこう言いました。
ヘタレよ、
なんだいありゃ、漬物石かい⁈
Σ(・□・;)
なんだい、あの漬物石みたいに、
デカくて重たい小難しい本は
Σ(・□・;)
こりゃ、驚いたね
( ̄▽ ̄;)
しかも、今日の店用に仕入れた魚より高いってのは、どういう事だい( ̄▽ ̄;)
どうやら、
バー様は所詮子供の欲しがる本だと思って
ナメていたようで、
週間少年ジャンプより少し高い位の
お値段だと思っていたらしいのです。
値段は忘れてしまいましたが、
当時としてはなかなかのお値段だったのだと思います。
バー様は、
ヘタレと約束したからには、
買うにはかったが、
( ̄▽ ̄;)
バー様は持ってかえってくるのを諦めた、
(−_−;)
だから、配達を頼んできた。
(バー様徒歩です)
だから、あとで本屋がもってくるから待つのだと私に、言いました。
こうして、
私は現代用語の基礎知識を手に入れ、
それを抱きしめてその日の晩は一緒に寝るほど、
喜んでいる姿をみて、
バー様は、
それにしてもデカい本だねぇ、
( ̄▽ ̄;)
そのまま、枕に出来るんじゃないかい、
枕にしては硬いがな、
まぁ、ヘタレが喜んでくれたのなら、
良かったとしよう。
そして、ヘタレは本当に面白い子だねぇ、
おかげで、バー様は退屈しなくてすむ、
と、大笑いしたのでした。
(((o(*゚▽゚*)o)))
今、子供の頃の私を振り返ってみると、
私は、相当変わっている子供だったと思います。
その当時、
今、何の本を読んでいるのと
クラスメイトに聞かれて、
この現代用語の基礎知識とこたえたところ、
見事にクラスから浮いていましたからね
( ̄▽ ̄;)
そして、
この話にはオチがつきます。
とーさんが買ってくれた百科辞典のセットですが、とーさんは、娘の私にバー様の家から、
早く自宅に戻ってきて欲しくて、
(かーさんから暴力を受けた私は、
家にはかーさんがいるから帰りたくなくて、
バー様の家で過ごしていたのです。)
なんと、
百科辞典の届け先を自宅にしていたのです。
ヽ(;▽;)
とーさんに一本取られました。
なので、
百科辞典はしばらくお預けとなりました。
この事実を知った時、
私は、ショックで半日布団から出てこなくて、
それに呆れたバー様は、私の布団をひっぺがし、
その布団を物干し竿に干して、
ヘタレや、
これで、布団にはもどれぬな
ψ(`∇´)ψ
百科辞典が読みたくば、
さっさと、家にお帰りよ
と、ほくそ笑んでおりました。
私はとーさんにもバー様にも一本取られたのです。
お付き合い頂きまして、
ありがとうございます^ ^
感謝いたします。
本日、仕事の為、
午後、ゆっくりといいねとコメントに伺います。
今日も素敵な一日をお過ごしください。
(*^_^*)