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v(^_^v)♪

 
これは、発達障害 、ADHD 、高機能自閉症、
後発難聴の私のエピソードです。
 
今朝のエピソードは、
「問題児だった小学生の私」その10となります。
一昨日のその9の続きとなります。
今回は残りの白の碁石の使い道です。
実母からの暴力を受けた私は、
バー様の大岡裁き(大岡裁き参照)により、
私のお願いを聞いてもらえる権利、
白の20個の碁石を手に入れました。
 
5個はクマタロウ先生の習字教室に使いました。
さて、残りの15個の使い道はどうなったのか、
その使い道について書いていきます。
 
クマタロウ先生の習字教室に通い始めた、
次の週明けに、

自転車で転んだ怪我が治るまで学校を休んでいた
私のもとへ(バー様家)
私の父、とーさんが訪ねて来ました。

 
大きな黒いカバンを持った男の人と一緒です。
 
その男の人は百科辞典のセールスマンでした。
 
昭和50年代だった頃は、
通販とかもまだそんなに普及していなくて、
ましてや、ネットショッピングなんてものは、
ありませんでしたので、

こうして、
セールスマンが家に来る事は、
珍しい事では無かったのです。

何でも、この百科辞典のセールスマンのおじさんは、父の営業の仕事の関係の人らしく、
これは、私が喜ぶに違いないと共に、
バー様の家までやって来たのです。
 
最初に見せて貰ったのはこれでした
検索で見つけることが出来ました。

それを一緒にみた父は、
絵や写真もいっぱいで楽しいじゃないか、
(^_^)☆
これにしないか?と私に提案してきました。

とーさんは、
バー様から、白の碁石の話は聞いてるので、
10個分ぐらいでどうかな?
と言っています。
 
ところが、
私はこの父の提案に対して、
斜め上をいく言葉を発するのです。
( ̄▽ ̄;)
 
あのですね、
これは学校の図書室にも町の図書館にもあるのです。そして、大体読んでしまったので、

だからいりません。
買うなら、もっと字の多いものにしてください、
本格的なヤツが良いです。

生き物ではなく、生物学です。
自然ではなく、自然科学です。
理科ではなく、科学です。

このワガママ娘の私のその言葉に、
しばらく、
とーさんとセールスマンは固まっていました。
((((;゚Д゚)))))))

そして、
あのぉ、そーゆーのは、ありますか?
先に口を開いたのはとーさんでした。
 
はっ、はい、問屋に行けばあります。
( ̄▽ ̄;)

今日は、
小学校3年生のお嬢さんだと聞いてきたので、
これを持って来たのですが( ̄▽ ̄;)

お嬢さんの話を聞いた限り、
中高生向けのものになるのですが、
いくつか持って来ますね。
ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘
 
と、セールスマンは問屋さんまで、
百科辞典を取りに帰りました。


しばらくして、戻ってきたセールスマンは、
分厚いハードカバーの百科辞典のセットを
重たそうに抱えて持ってきました。
 
いくつかある中で私が気に入ったものは、

それは、
活字が中心で、写真や絵の入った本格的な百科辞典でした。

(既に処分したので、画像を探しましたが、見つかりませんでした。)
 
とーさん、これです、これが良いです。
╰(*´︶`*)╯♡
私はそれが気に入りました。
とーさん、これを買ってくださいと、
私はとーさんにお願いしました。

そうしたら、とーさんは、
これって、大人が読むヤツじゃないのか⁈
Σ(・□・;)
ヘタレ、これはヘタレには難し過ぎないか、
読めない漢字とか知らない言葉とか沢山あるだろう?
( ̄▽ ̄;)

それにこれって楽しいのか?
( ̄▽ ̄;)
なぁ、
もう少し簡単なのにしたらどうだ?

これとか、良いんじゃないか?
( ̄▽ ̄;)
お値段もお手頃そうだし、
と、言い出したので、

私は、
とーさん、何の為に国語辞典や、漢和辞典、
広辞苑があるのですか?
大丈夫ですψ(`∇´)ψ
いざとなったら、クマゴローくん(私のおじさん)がいます。
クマゴローくんに聞きます。
ψ(`∇´)ψ

そして、ヘタレは、こういうのが、
楽しいでのす。

この読めない漢字や、
わからない言葉を調べる、
そして、今まで知らなかった事を知るのです。
新しい扉が開くのですよ。
ドキドキしませんか、
これは、ロマンですよ。
╰(*´︶`*)╯♡


これがどれだけ楽しいのか、
とーさんにはわからないのですか、
(((o(*゚▽゚*)o)))

だから、とーさん、ヘタレは何も困らないのです。

と、延々と話続ける娘、ヘタレに対して、

とーさんは、
わかった、わかったよ、
そのあたりで、ストップ、
と、ため息をつきながら、
(−_−;)

セールスマンとバー様の家の庭の片隅に行って何かを相談してます。
( ̄▽ ̄;)
 
ええっっΣ(゚д゚lll)
そんなにするの?
少しまけてもらえませんか?
あっ、無理、そーなんだ、
おまけで、ノートと鉛筆をつけてくれるの?
おまけは良いからまけて、
無理?困ったな( ̄▽ ̄;)
 
そんな声が聞こえてきます。
 
頭をかきながら、戻ってきたとーさん、
( ̄▽ ̄;)
そして、
セールスマンはニコニコと頭を下げて、
帰って行きました。
 
ヘタレ、
石15個に変更だ、
(´;ω;`)
全部出しなさい、

それでも全然足りないけれど、
予算オーバーだけど、
買ってやるから、
ヽ(;▽;)

残りはとーさんの小遣いから出すから、
ヽ(;▽;)

とーさん、今月の飲みに行けない
ヽ(;▽;)

それと、
あれは、見本なので、取り寄せるのに5日かかるとさ、
 
私は、
へー、百科辞典て習字より高いのですね、
( ̄▽ ̄;)
と、驚きました。

そして、
とーさんありがとうなのです
(*^▽^*)
と、お礼を言いました。
 
私は、この辺りは子供でした。

世の中の物価とかも良く把握しておりませんでした。
なので、とーさんの買ってくれた、
その百科辞典のセットは、
今にして思うとかなりのお値段だったと
思うのです。( ̄▽ ̄;)

これが、元で、後日、夫婦喧嘩をしていた位ですから( ̄▽ ̄;)

さて、話を戻します。

それを見ていたバー様が、
あらま、碁石が全部なくなっちまったのかい、
( ̄▽ ̄;)
それは、ちょっと気の毒だね、
そうかい、
ヘタレは本当に本が好きなんだね。
よし、バー様もヘタレに一冊、本を買ってやろうじゃないか、漫画はいかん、活字の本だ、
生きたお金しかバー様は使わんからな、
(この時代は漫画はいかんと言われていた時代でした。)

明日、
バー様は、魚屋さんに買い物に出たついでに、
しろくま書店(その町で一番大きな本屋さん)
に寄ってこようではないか、
何て本を買って来たら良いんだい
遠慮なく言うが良いさ、
と、言ったので、
 
私は、現代用語の基礎知識がずっと前から
欲しかったのです。
言葉の意味が沢山のっていて、
凄くためになる本なのです。
╰(*´︶`*)╯♡
と、バー様にいいました。

 
(これは、最新版です。)
 
現代用語の基礎知識とな?
なんだいそりゃ?
とーさんや、しっているかね?
( ̄▽ ̄;)
と、バー様はとーさんに聞きました。

とーさんは、
さぁ?知りません、最近出た本ですかね?
本屋で聞けばわかるのでは?
( ̄▽ ̄;)
と、バー様に言ったので、

そーだね、明日、本屋で聞こう、
と、バー様は言いました。
 
そうです、
バー様と父は知らなかったのです。
現代用語の基礎知識がどういう本かを
( ̄▽ ̄;)
 
翌日、買い物に出かけて帰って来たバー様は、
私にこう言いました。
 
(これは創刊号の復刻版となります。)

ヘタレよ、
なんだいありゃ、漬物石かい⁈
Σ(・□・;)

なんだい、あの漬物石みたいに、
デカくて重たい小難しい本は
Σ(・□・;)
バー様は、よほどの事には動じぬが、
こりゃ、驚いたね
( ̄▽ ̄;)

しかも、今日の店用に仕入れた魚より高いってのは、どういう事だい( ̄▽ ̄;)
 
どうやら、
バー様は所詮子供の欲しがる本だと思って
ナメていたようで、

週間少年ジャンプより少し高い位の
お値段だと思っていたらしいのです。

値段は忘れてしまいましたが、
当時としてはなかなかのお値段だったのだと思います。

バー様は、 
ヘタレと約束したからには、
買うにはかったが、
( ̄▽ ̄;)


バー様は持ってかえってくるのを諦めた、
(−_−;)
だから、配達を頼んできた。
(バー様徒歩です)
だから、あとで本屋がもってくるから待つのだと私に、言いました。

こうして、
私は現代用語の基礎知識を手に入れ、
それを抱きしめてその日の晩は一緒に寝るほど、
喜んでいる姿をみて、

バー様は、
それにしてもデカい本だねぇ、
( ̄▽ ̄;)
そのまま、枕に出来るんじゃないかい、
枕にしては硬いがな、

まぁ、ヘタレが喜んでくれたのなら、
良かったとしよう。

そして、ヘタレは本当に面白い子だねぇ、
おかげで、バー様は退屈しなくてすむ、
と、大笑いしたのでした。
(((o(*゚▽゚*)o)))

今、子供の頃の私を振り返ってみると、
私は、相当変わっている子供だったと思います。

その当時、
今、何の本を読んでいるのと
クラスメイトに聞かれて、
この現代用語の基礎知識とこたえたところ、
見事にクラスから浮いていましたからね
( ̄▽ ̄;)

そして、
この話にはオチがつきます。

とーさんが買ってくれた百科辞典のセットですが、とーさんは、娘の私にバー様の家から、
早く自宅に戻ってきて欲しくて、
(かーさんから暴力を受けた私は、
家にはかーさんがいるから帰りたくなくて、
バー様の家で過ごしていたのです。)

なんと、
百科辞典の届け先を自宅にしていたのです。
ヽ(;▽;)  
 
とーさんに一本取られました。

なので、
百科辞典はしばらくお預けとなりました。

この事実を知った時、
私は、ショックで半日布団から出てこなくて、
それに呆れたバー様は、私の布団をひっぺがし、
その布団を物干し竿に干して、

ヘタレや、
これで、布団にはもどれぬな
ψ(`∇´)ψ

百科辞典が読みたくば、
さっさと、家にお帰りよ

と、ほくそ笑んでおりました。
私はとーさんにもバー様にも一本取られたのです。



お付き合い頂きまして、
ありがとうございます^ ^

感謝いたします。
本日、仕事の為、
午後、ゆっくりといいねとコメントに伺います。

今日も素敵な一日をお過ごしください。
(*^_^*)