■転職で一時的に無職になる場合、賃貸の申込みはできる?

結論からいうと、1か月ほど無職の期間があっても、お部屋の申込み自体は可能です。ただし、審査では「収入の安定性」が重視されるため、現在無職の状態だけを見られると 審査が厳しくなる可能性は高い です。
賃貸会社が気にするポイントは主に次の3つです。

・家賃を毎月支払える継続力があるか
・収入の見通しが明確か
・保証会社が審査に通るか

無職期間が短期で、転職理由が前向き(キャリアアップなど)であれば、収入の証明ができる書類が揃えば審査通過の可能性は十分にあります。

【内定通知があれば申込みは可能?】
内定通知(内定証明書)があれば、賃貸の審査はかなり通りやすくなります。
多くの不動産会社・保証会社は、次のような書類を「安定収入の証明」として認めています。

・内定通知書
・労働条件通知書
・雇用契約書(入社日・給与額がわかるもの)
・年収見込みが記載されたオファーレター

特に 給与額・入社日が明記されている場合は効果が大きく、実務上ほぼ“就業と同等”の扱い になります。

【1か月無職になる人が審査を通すためのポイント】
①内定通知を必ず提出する
 これは最強の武器です。保証会社も内定通知で審査するケースが増えています。
②現職の源泉徴収票・給与明細(直近3か月)を提出
 退職予定でも、これまで安定収入があった事実は審査上プラスです。
③貯金額の証明
 通帳コピーなどで「家賃●ヶ月分の貯金があります」と示すと安心材料になります。
④家賃設定は無理のない範囲にする
一般的に「家賃=手取りの1/3」が目安ですが、転職中は少し余裕をもたせると審査が通りやすいです。
⑤連帯保証人を立てられるなら強い
保証会社の審査が不安な場合、親族の保証人がいると審査が通るケースがあります。

【注意点】
・入社日と入居日が離れすぎると審査に不利
・内定取消の可能性を嫌う会社もあるため、転職理由は前向きに説明
・在籍確認は「新しい会社」へ行う場合があるが、内定者の場合は書類確認のみでOKな会社が多い

 

■まとめ

無職の期間があっても、転職が理由で内定通知や収入の見通しが示せれば、賃貸申込みは十分可能です。
特に 「内定通知書+現職の給与明細」 のセットが揃っていれば、多くの保証会社で問題なく審査が通ります。
短い無職期間は大きなマイナスにはされませんので、安心して物件探しを始めて大丈夫です。
 

■youtube動画の台本

会話台本(セミナー風)

賃貸契約に関する初心者向けセミナー。

【登場人物】
やまだ:素朴な疑問を持った女の子(参加者)。不動産業界はまだ慣れていない。
講 師:不動産屋で働くベテラン社員。現場経験が豊富。

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<前編:転職で無職期間ができても部屋は借りられる?>

やまだ

あの…転職するんですけど、1か月くらい無職になるんです。

無職期間ってあると、賃貸の申込みってできないですよね…?

 

講師

そんなことないですよ。

結論から言うと“申込みはできます”。1か月くらいの無職期間はよくあるケースですし、保証会社も転職理由を考慮します。

 

やまだ

でも審査って“今働いているかどうか”を見られるんですよね?それだと私、絶対落ちちゃいそうで…。

 

講師

確かに“収入の安定性”は重視されます。

でも、賃貸の審査って今の状態だけを見るわけじゃなくて、“これから収入が入る見込みがあるか”も重要なんです。転職が決まっていれば、無職期間があっても問題ないことが多いですよ。

 

やまだ

へぇ…未来の収入も見てくれるって知らなかった。

じゃあ無職でも部屋探しはできるってことですか?

 

講師

できます。

むしろ転職前後での引越しはよくあるので、不動産会社も保証会社も慣れています。“どれくらいの期間収入が空くのか”“確実に働く予定はあるのか”がポイントです。

 

やまだ

じゃあ、無職期間が短くて、ちゃんと転職の予定があるなら大丈夫なんですね!

 

講師

その通り。

無職の事実だけでは判断されません。
前職での収入が安定していたかなど、総合的に見られますから安心してくださいね。

 

以上