■シャワールームのメリット
・スペースの有効活用
浴槽を省くことで、その分室内に余裕が生まれます。特に面積の限られた物件では、居室部分が広くなる・キッチンが充実するなど、全体の使い勝手が良くなる傾向があります。
・掃除がラク
浴槽掃除が不要なので、お風呂掃除の負担が大幅に軽減されます。シャワーヘッドや床、壁の拭き掃除だけで済むため、忙しい一人暮らしの方にも好評です。
・水道・光熱費の節約
湯船にお湯をためることがないため、水道代・ガス代の節約にもつながります。シャワー時間を意識すれば、かなり経済的に生活できます。
・家賃が比較的安め
同条件の物件と比べて、シャワールームのみの物件は若干家賃が抑えられていることも多く、コストパフォーマンスを重視する方には魅力的です。
■シャワールームのデメリット
・ゆっくり疲れを取りたい人には不向き
一日の終わりに湯船に浸かってリラックスしたい方や、冷え性・筋肉痛のケアをしたい方には、浴槽がないと物足りなさを感じるかもしれません。
・冬は寒く感じやすい
湯船につかることで身体を芯から温めることができません。特に冬場はシャワーだけでは寒さが解消できず、ストレスに感じる人も。
・洗濯物の乾燥やカビ対策の面で劣ることも
浴室乾燥機が付いていない場合、室内干しやカビ防止の観点から不便さを感じることがあります。設備によっては湿気がこもりやすい場合も。
■まとめ
「シャワーだけで十分」「掃除も手軽で安く住みたい」という方には、シャワールームのみの物件はおすすめです。一方で、「湯船でゆっくりしたい」「冬でも温まりたい」という方にはやはり浴槽付きのお部屋が向いています。自身の生活スタイルや価値観をよく考えて、どちらがより快適かを基準に選ぶと良いでしょう。初めての一人暮らしなら、家賃や掃除のしやすさも踏まえたうえで検討してみてください。
■youtube動画の台本
賃貸契約に関する初心者向けセミナー。
【登場人物】
やまだ:素朴な疑問を持った女の子(参加者)。不動産業界はまだ慣れていない。
講 師:不動産屋で働くベテラン社員。現場経験が豊富。
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講師
では今日は「シャワールームのみの賃貸物件」についてお話ししましょう。
最近、都心ではこういうお部屋、増えてきてるんですよ。
やまだ
えっ?
シャワールームだけってことですか?お風呂、ないんですか?
講師
そうなんです。
浴槽はなくて、シャワーだけのタイプ。最初は「えっ、湯船に入れないの?」って驚かれる方も多いですね。
やまだ
えー…お風呂って絶対あったほうがいいと思ってました。
シャワーだけだとやっぱり不便じゃないですか?
講師
それがですね、人によってはすごく便利に感じるんですよ。
たとえば、まず「掃除がめちゃくちゃラク」。浴槽を洗う手間がなくなるので、シャワーヘッドと床をサッと掃除するだけ。
あとは「水道代・ガス代も節約できる」っていうのも大きいですね。
やまだ
あ、たしかに。
お風呂ためるのって時間もかかるし、お金もかかる気がする…。
講師
そうそう。
そしてもうひとつ、「部屋のスペースを有効活用できる」ってメリットもあります。浴槽がない分、キッチンが広かったり、居室がちょっと広めになっていたり。
やまだ
え、ちょっと気になってきました…!
じゃあ、デメリットってなんですか?
講師
いい質問ですね。
まず「湯船につかれない」っていうのは、リラックスタイム重視の人には大きなマイナスです。冷え性の方や、疲れをお湯で取りたい方にはちょっと物足りないかも。
やまだ
う〜ん…冬とか、寒そうですね。
講師
まさにそれもデメリットの一つ。
「冬は温まりにくい」んです。あと、浴室乾燥機がついていない場合、洗濯物を干したり湿気対策がちょっと面倒になることも。
やまだ
なるほど…結局、シャワールームが合うかどうかって、人によるんですね?
講師
その通りです!
「掃除のラクさ」や「コスト重視」の人には向いてますが、「お風呂でリラックス派」の人はちょっと考えたほうがいいですね。大事なのは、ご自身のライフスタイルに合っているかどうかですよ。
やまだ
はい、すごく参考になりました!
ちょっとシャワールームも見てみようかな〜。
講師
ぜひ、実際に内見してみてくださいね!
見ると印象も変わりますから。
以上