MRI検査結果が出た。
月曜日に撮る予定が父の頻呼吸の影響で、水曜日にずれた。
そして、MRIから脳梗塞と脳浮腫が見つかった。
この日の説明には、前回不在だった主治医、麻酔科ドクター、脳神経内科のドクターも加わった。
説明の度にドクターが増えてきている。
MRIによると、
①低酸素
②脳梗塞
③てんかんの可能性が挙げられた。
画像上だけなら、まっ先に脳梗塞を疑うが、意識を無くした時の状況を考えると低酸素も充分考えられる。
ただし、低酸素の時間が短いため一般的には意識障害をきたすほど脳へダメージがいくとは考えづらいそうだ。
そして、脳波からてんかんの波形が出ていることが確認された。
父は今まで生きてきて、てんかんなんて一度も起きたことはなかった。
結局、MRIを撮ってもはっきりとした原因は分からず‥
父の意識障害も遷延している。
そのような中、全身状態は良くなってきているので、ICUを出る打診があった。
私たち家族の中で、一般病棟へ行くと具合悪くなってまたICUへ‥というマイナスイメージが付いていることを病院側は察していた。
・全身状態が落ち着いている
・コロナ重症者の受け入れがある
・翌日の予定入室患者がたくさんいること
を説明され、一般病棟へうつることに理解してほしいと麻酔科ドクターからお願いされた。
手厚いケアを必要とする患者がたくさんいるのは理解できる。父が急変した時に、すぐにICUに入れたのだって、別の誰かがベッドを譲ってくれたのかもしれないから。
だけど、一般病棟へうつっても、ICUと同様に、注意深く父のことを見てほしいと、お伝えした。
その後父に面会したのだが、前回同様、寝たままで呼びかけには反応しない状態でした。
ふと、父の頭上の担当医・担当看護師の名前が書かれたプレートに目がついた。
今までは、担当医のところには主治医の名前が書いてあったのが、なぜか今回は別のドクター(意識障害が起きた時に説明してくれた)の名前に変わっていた。
私『父の担当は〇〇(主治医の名前)ではないのですか?』
主治医『僕は主治医ではないです。』
???なんだって?
意識障害の前には毎日のように、連絡してくれていたよね?たしかに、意識障害後からは一度も連絡ないけど‥
父は主治医だと思っていたよ?
もちろん、母も私も。
父は主治医を信じて手術受けようと決意したんだよ?
この裏切られた一言で、今まで堪えてきたものがプツンと切れました。
次回から、主治医→元主治医とします。