サヨクロジックと日本人の右傾化について思う | C.I.L.

サヨクロジックと日本人の右傾化について思う

ポリスジャパンにこんな記事を書いたところ、メールなどを送ってくださった方が何人もいて、普段は仕事メールとスパムメール以外こないおはら汁とは思えぬ反響があった。


■ポリスジャパンに寄稿した記事

http://www.policejapan.com/contents/syakai/20070509/index3.html



オレとしては当然のことを書いたまでだったんだが、「この記事を読んでサヨク連中の矛盾に気付きました」 という意見もあったりして、「意外とみんな気付いてないのか?」 という不安な気持ちでいっぱいになってしまった。


本当は "左翼" と "サヨク" の違いについてなんかも詳しく説明したいんだけど、あまりに長くなりそうなのでちょっと省略。


カタカナ表記でサヨクと言い出したのはオレの記憶が確かなら小林よしのりのゴー宣じゃないかと思うんだけど、とことん分かりやすく言ってしまえば、『日本の国益を無視して特定アジアやアメリカに都合の良い言動や運動をする輩』 だと思えばほぼ間違いないんじゃないかと。


これには朝鮮総連や民団みたいな露骨な団体以外にも、胡散臭い数々の市民団体とか、仏教業界から破門されてるのに仏教を名乗る某カルト宗教とか、社民党や民主党、自民党の一部にも当てはまる。


最近日本人が右翼化傾向にあると言われているが、そんなのは嘘っぱちで、事実を言えば 「サヨク工作員連中の嘘や矛盾が明らかになってきた」 というだけなのである。


以下もう少し具体的な話を例に挙げて説明してみよう。



・靖国問題

これも随分と長いこと揉めてる案件だけども、主にこれをネタにゆすってきているのは特定アジアである。靖国への参拝、A級戦犯合祀問題など、その度に切り口は様々なんだが、それらは全て 「内政干渉・宗教の自由の侵害」 の一言で片付けられる。


最近になって 「昭和天皇もA級合祀には不快感を~~」 などと言い出す輩が増えてきたが、それもPJの記事に書いた通りなんの根拠にもならない。


なぜならその当時の昭和天皇はすでに 「人間宣言」 をされており、あくまで便宜上ではあるが、単なる一人の人間でしかなかったからだ。


そんな昭和天皇の言葉を持ち出して 「A級戦犯は分祀すべきじゃないか?」 などとほざく輩はバカである。「じゃあお前は天皇の絶対君主制を認めるのか?」 と言ってやれば解決する話である。


なぜ昭和天皇がわざわざ 「朕もヒトである」 と言ったのか考えろ。


そうしなければ (特にアメリカが推し進めていた) 日本の民主化の流れの中で天皇制が潰されていた可能性もあるし、今後近代的国家として日本が生まれ変わるのに、『宗教的な存在であり、大きな権力を持つ過去のままの天皇』 では邪魔になると考えたからじゃないのか?


政治的な権力を放棄することで、昭和天皇は 『日本の象徴・日本の歴史そのものとしての天皇』 として延命するという苦渋の選択をされたんじゃないのか?


「せめて自分たちが天皇と皇族という肩書きで生き続けることで、日本の歴史・伝統・伝説を形として残したい」 ということなんじゃないのか?


そんな昭和天皇の想いを無視して、都合の良い時だけ 「天皇陛下のお言葉だから」 などと言い出し、特定アジアに都合の良い流れにしようと画策するキチガイサヨクは何を考えているのだろうか?


こうしたバカサヨクの暴走のお陰で、日本では左翼と右翼がひっくり返ってわけが分からなくなってしまっているように感じてしまうのだ。


少なくとも 「天皇陛下のお言葉」 を何より重要視して結論を急ぐなど、街宣車で走り回ってる連中の方法論なんじゃないのか?




さて、靖国神社とは日本人にとって大事な宗教観の象徴とも言える場所である。


自覚しているか無自覚なのかはともかく、多くの日本人は今でも "怨念" や "怨霊" に "穢れ" や "言霊" といった日本独自の宗教観を意識して生きている。


そうした日本独自の宗教観の延長線上にあるのが靖国神社である。


「お国のために命を落とした霊なんだから一生懸命心を込めて祀る」

「怨念を残して死んだ怨霊ではなく、英霊として国家の守り神になってもらう」


という、日本の伝統的な宗教的思想が込められているのだ。


さらに言えば 「祖父ちゃんは靖国で会おうと遺言を書いて死んだんだから、遺言通り靖国神社にお参りに行く」 という人もいるだろう。これもまた先祖供養として正しい。


靖国神社という場所は日本人にとってそういう場所なのだから、今さら諸外国の顔色をうかがってつべこべ言うべきではない。中国や韓国やアメリカが何を言おうと、堂々と 「靖国は日本の大事な宗教施設だ。お前らは宗教の自由を侵害するのか!先祖供養もさせない気か!」 と言い返せばいいだけの話じゃないか。


靖国をどうこうするという話を持ち出すなら、まずは世界で最も他民族、異教徒を虐殺しているキリスト教を解体させろ。世界中の教会という教会を爆破しろ。


ヤツらがA級戦犯がどうのだとか、靖国参拝がどうのなどと言っているのは、極論を言ってしまえばそれとまったく同じことである。


日本人は靖国問題に関して堂々とした姿勢を見せればいいだけなのに、それをあえて特定アジア寄り、アメリカ寄りの結論に持って行こうと画策している連中は、すべて売国奴と呼んで差し支えない。


今の日本で言えば、【売国奴=サヨク】 という図式が見事に成り立つのである。




・従軍慰安婦問題

これもいわゆる 『サヨクロジック』 が爆発した問題だ。


以前サヨク連中は 「日本という国家による強制的な連行があった」 と言い続けていたが、調べを進めるに連れてそんな事実はなかったということが発覚し、それどころか日本以外の中国や朝鮮半島の人間が民間レベルで売春婦の斡旋をしていた事実まで明るみになった。


何が目的で 【売春婦=慰安婦】 の斡旋をしていたかといえば、それはもう金のためである。斡旋する側も、売春婦として働く側も、自分が儲けるために日本兵の性欲を解消する立場になったのだ。


これは別に異常なことではなく、戦時下ということを考えればかなり健全な手法である。そうでなければロシア兵のように略奪・強姦あたり前という秩序の欠片もない軍隊と化してしまうからだ。


中には暴走する日本兵もいただろうが、それはごく一部であり、大多数の日本兵は世界でも稀有な規律の整ったお行儀の良い兵隊だったという。(そもそも露骨に暴走した兵には軍法会議が待っている)


軍隊式教育というと顔を背ける高齢者も多いと思うが、なぜ厳しい教育が必要だったのかといえば、つまりは規律を保つためである。兵隊の暴走を食い止めるために、"上下関係" と "命令には絶対服従" という兵士としての常識を身体に叩き込む必要があったのだ。


日本兵の規律正しさはオレだけが言っていることではなく、例えば当時のアメリカやイギリスといった欧米諸国の人間も認めていたし、アジア諸国の人間にも浸透していた事実である。


当時の台湾人の 「今までは日本が居てくれたのに、日本の敗戦後に中国の豚がきやがった。」 という言葉が何を表現しているか考えるべきだろう。


そんな当時でも高水準の規律を保っていた日本軍が、売春婦を確保するために戦地で人狩りをしたなどという資料は一つもない。


今まで 「従軍慰安婦強制連行の証拠だ!」 とされていた書類などを確認してみると、「酷い手法で人を集めていた民間の売春婦斡旋組織に対して日本軍が指導を行った」 とか 「慰安所はこうあるべきであるとガイドラインを決めた」 などという、強制連行とはまるで逆の内容なのだ。


それを持ち出してサヨク連中は 「軍の関与があった」 と騒ぎ立てているのである。確かに軍の関与はあっただろうが、それは 「より健全なあり方」 にするためなのにだ。


サヨクロジックで言えば 「目的はどうあれ軍が売春に関与していた」 という部分で思考停止してしまうのである。そして 「軍が関与していたのは事実なのだから日本は補償すべきだ」 という意味のわからない言葉を発するのだ。


ここでついこの間、安倍総理が口にした発言を思い出してほしい。


「当時従軍慰安婦という立場にあった方々には同情する。そういう立場の人間を生み出してしまったことには日本として責任を感じる。」


この台詞を 「弱腰だ!」 とか 「また謝罪外交か!」 と罵った人間もいたが、オレはこの台詞を聞いて 「安倍は意外と策士だなあ」 と感じた。


安倍総理は一言も 「強制連行があった」 とは認めていない。逆に 「軍による強制連行があったという事実・証拠は確認できない」 と断言しているのだ。


その上で 「兵隊の性欲を解消するという役目を担う人間を生み出してしまったこと、いうなれば戦争をしてしまったという事実については国家として責任を感じている」 と言っているだけに過ぎないのだ。


このロジックであれば、第二次大戦と呼ばれる戦争に参加した全ての国が同じことを言わねばならない。


ましてや 「慰安所で性欲解消」 という 『当時の状況で最もベターな選択』 をすることもなく、戦地の一般市民を虐殺し、犯して回ったロシアなどは言い返す言葉もないはずだ。


さらに言えば、未だに軍隊を用いてチベットやモンゴルの他民族の歴史や伝統をぶち壊し、人権を剥奪し、迫害し続けている中国に何を言われる筋合いもない。


安倍総理の立ち回りは実は見事なのである。


だがまともな知恵があれば導き出せるこうした思考も、サヨク連中は持っていない。


「安倍総理が国家責任を認めた!」 とバカ騒ぎするだけなのだ。


そもそも従軍慰安婦問題なんて、目立ちたがりの1人の詐話師が広めたデマだったなどという事実はとっくの昔に明らかになっている。


その話が持ち上がった当時は、大勢の従軍慰安婦が強制連行されたとされていた韓国の国民も誰一人そんな話を知らず、 「なにそれ?」 と言っていたのである。


だがその後に日本国内にデマを真に受けて大騒ぎし出すサヨク工作員が増殖し、特定アジアが 「これはいい外交カードになる!」 と乗っかってきて今があるのだ。


こうした慰安婦問題の真実が数々の証拠で明らかになって不利になったとき、今から10年くらい前に急にサヨク工作員が論調を変えた。


「軍による直接の連行はなかったにしても、広義の意味での強制はあった」 と、今まで自分たちが主張していたことも忘れて、これまた理解不能なロジックに切り替えたのである。


これを無理矢理読み解くと、まず 「日本軍は直接関与していなかった」 となる。


次に 「だが広い意味で慰安婦とならざるを得ない状況を作ったのは日本軍である」 という意味になる。


これは安倍総理も言っている通り、「戦争をしてしまった国家の責任」 ということだろう。


だがそれについて謝罪などする必要はない。


戦争という非日常において、生きていくために、金を稼ぐために身体を売らざるを得なかった人間が多数いたのは事実だが、だからといってそれは国家が賠償する話ではない。


人には職業選択の自由があり、当時慰安婦として働いていた人たちは 「兵隊相手の売春婦」 という生き方を選んだというだけだからだ。


そして中国や韓国で業者によって無理矢理つれてこられたという慰安婦に関してだが、こうした人々は日本ではなく、中国や韓国政府に文句を言って、当時売春婦の斡旋業を行っていた人間や、その子孫を探し出して裁判でもすべきなのだ。


日本軍はそうした悪質な売春業者に対して厳しく指導したとか、業務停止を命令したという事実がある。当時の日本軍は問題解決のためにできることはしていたという証拠が数多く残っているのである。


それもサヨク連中が 「軍による強制連行の証拠だ!」 と提示してきた書面によって明らかになったのだ。(←笑い話)



サヨク工作員は日本語が不自由なのか、ゴネればゴネるほどこうしてボロが出てくる。


あったことをなかったと、なかったことをあったと強弁するから、キチガイサヨクは自爆を繰り返すのだ。


主張があるならそれを堂々と口にすればいいだけなのに、ある目的のために事実を捻じ曲げてでも、日本の国益を無視してでも強引に自分たちに都合の良い結論を出そうとするからこういうハメに陥るのである。


こうしたバカサヨクのロジックに気付いた人間が多いから、日本は少しずつ右に傾いていっているのである。


日本人の右傾化の要因には、「インターネットの発達によって一般市民の情報収集が容易になった」 という点も挙げられるが、何より 「みんなバカサヨクの目も当てられない自爆に呆れ果てた」 というのが何より大きい。


民主ブーメランなどという単語があるが、それの元祖は 「サヨクブーメラン」 である。


日本人の右傾化は、バカサヨクの愚かさが招いた当然の結果なのだ。