1889年、大日本帝国憲法発布の翌年、さっそく総選挙。しかし、選挙権は25歳以上の男性、かつ高額納税者のみ。しかも形だけ自由を認めて、政府は民党の選挙活動を妨害したそうな。だったら議会なんか作らないで、どんどん弾圧すりゃいいのに、近代国家というネームバリューがほしくてカッコだけ真似してるところがみみっちいというか、ソチンというか…。自分が許せる自由しか認めない、これソチンの特徴です。

1880年、足尾銅山の鉱毒事件。30万人もの農民が、作物をつぶされ、病気になり、なのに政府は経済を優先させて、村を池にしてつぶした。水俣病のときも、原発事故のときも、国家の対応がそっくりすぎる…。

さらに世は植民地主義。日露戦争に勝って朝鮮を支配下においた日本。かの地の人は、土地を取り上げられ、税を課され…ってあれ?日本が日本国民にやってきたことといっしょじゃん!!国家って一体…。

結論。明治時代は、ソチンが天皇の威を借りて権力をほしいままにした時代。


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