温泉の食堂でエビ天丼頼んだら、人生がつまんなくて何の思い入れもありませんみたいな怖い顔したお姉さんが注文を取りにきて怖かった。そして私のエビ天のお盆を、コタツに斜めに置いて去っていき怖かった。私はなんとなく、これが今の自分にふさわしい扱いなのだと思って、斜めに置かれたエビ天を食べました。

セルフサービスのお茶のポットを取りに行くのが億劫だった。なんでこんな、お茶から一番遠い席にすわってしまったのか。立ち上がんのめんどくさい。億劫なのも、どうでもいいことで損したような気になるのも、心がせーりだからさ。苦労して重いお茶のポットを持ってきたけど、戻す気力が、どうしてもなかった。お姉さんに殺されないよう、そっと食堂をあとにしました。