5月30日の将棋対局は11局(2024.5.30) | 東京の四季(庭園&公園)のブログ

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◆5月30日の将棋対局は11局

 

(1)第37期竜王戦2組昇級者決定戦Aブロック2回戦

①阿久津主税八段vs阿部健次郎七段

 ※阿部健次郎七段(35歳)は7期連続で在籍した1組から初陥落。阿久津八段(41歳)は第26期から31期まで連続6期在籍で7期ぶりの昇級を目指すことになります。この二人からも棋士のピークは35歳前後であることが窺い知れます。勝者は準決勝進出で藤井猛九段vs三浦弘行九段戦(5月29日)の勝者と対戦します。

 

(2)第37期竜王戦4組昇級者決定戦Aブロック2回戦

②谷川浩司17世名人vs高橋道雄九段

 ※谷川17世62歳、高橋道雄九段64歳。過去62戦して谷川32勝、高橋道雄29勝、1持将棋と拮抗した対戦成績でタイトルを分け合っていた1986年から1987年に掛けてタイトル戦で3戦して谷川17世が2勝1敗。2歳年長の高橋道雄九段の加齢と共に対局が杜絶えて本局は10年振りの63戦目。勝者は3回戦で村田顕弘六段と対戦します。3組、2組は1回戦からでも4連勝で昇級が決まりますが4組、5組は人数が倍なので6連勝が必要。

 

(3)第65期王位戦挑戦者決定戦

③渡辺明九段vs斎藤慎太郎八段

 ※絶不調の両者ですが斎藤慎太郎八段は今年度に入って4連勝(昨年度から5連勝)と復活の手応えを感じさせます。王位戦リーグでも指し盛りの強豪と強力な新進棋士を相手に紅組優勝。対する渡辺明九段はレジェンド揃いの白組で優勝。渡辺明九段は「冬将軍」という異名を持つくらいですから秋口から冬場のタイトル戦(竜王11期・王将5期・棋王10期)が得意で上半期のタイトル戦では名人3期、棋聖1期、王座1期と落差が大きく王位戦では組優勝が3回目になると思いますが挑戦者になったことはありません。両者は名人戦で2度対決しましたが渡辺明名人(当時)の戦略が優って2度とも斎藤慎太郎八段の挑戦を退けていて通算成績も13勝6敗で渡辺明九段がリードしています。

 

(4)第72期王座戦挑戦者決定トーナメント2回戦

④鈴木大介九段vs佐々木大地七段

 ※勝者は準決勝進出で⑤の勝者と対戦します。

 

⑤永瀬拓矢九段vs菅井竜也八段

 ※永瀬九段(31歳)は2009年10月17歳でプロ入り、菅井八段(32歳)は2010年4月半年遅れ17歳でプロ入りと凌ぎを削り合った好敵手で対戦成績は15戦して永瀬8勝、菅井7勝と拮抗。勝者は準決勝進出で④の勝者と対戦します。

 

(5)第50期棋王戦挑戦者決定トーナメント1回戦

⑥千田翔太八段vs横山泰明七段

 ※勝者は2回戦進出。

 

(6)第50期棋王戦予選5組決勝

⑦黒沢怜生六段vs池永天志五段

 ※勝者は挑戦者決定トーナメント進出で2回戦で屋敷伸之九段vs三浦弘行九段戦の勝者と対戦します。

5くみ5くみ

 

(7)第96期棋聖戦一次予選チ組1回戦

⑧藤原直哉七段vs井田明宏四段

 ※勝者は2回戦で中田功八段vs豊川孝弘七段戦の勝者と対戦します。

 

(8)第14期加古川清流戦2回戦

⑨岩村凛太朗三段vs木村友亮三段

 ※勝者は3回戦進出。

 

➉古井丈大三段vs石本さくら女流二段

 ※勝者は3回戦進出。

 

(9)第32期銀河戦Dブロック6回戦

⑪杉本和陽五段vs黒田堯之五段

 ※勝者は7回戦で渡辺和史六段と対戦します。

 

◆将棋連盟 棋士別成績一覧(レーティング)