佐渡にいたトキ

日本のトキは20年前に絶滅

最後の一羽が

という話題になっていた頃から

そんなに年月が経ってる事にも

驚いたけど

その後

中国からつがいのトキが提供され

人工繁殖、人工飼育の結果

現在は500羽位に増えているそう

トキの復活には

様々な苦労と長きにわたる努力がある

 

佐渡だけの事かと思っていたけど

元々はほぼ日本全土にいたトキ

江戸時代には田畑を荒らす害鳥

とまで言われていたそう

乱獲と環境汚染で絶滅したらしい

 

今は佐渡で放鳥

野生に戻す様にしているが

これも大変

 

人工繁殖のひなを

鳥インフルエンザなどの感染症から守る為

絶滅の危険性を避け

全国7か所に振り分けて飼育

 

その中から放鳥させるものを

また佐渡に集める

 

林や田んぼなどもある

ゴルフ練習場位の大きなゲージで

野生に戻る為の練習を3か月

 

それから放鳥

 

狭いゲージの中では

せいぜい数mしか飛べないのだそう

自力で餌を獲る練習もいる

こんなに手のかかる鳥もいない…

でも絶滅させたのは人間だしね…

 

トキが野生で生きていける為には

田畑、水辺、森林などがある事

農薬などを減らし餌となる

タニシやドジョウがいる事など

昔ながらの自然が必要

 

今は佐渡だけだけど

能登でも放鳥できるように

自治体や保護団体の方々が尽力されているそう

 

将来的には日本各地で

自由に飛ぶ姿を見られるのだろうか

問題は各方面に山積み

結局は私達自身の生き方にも

大いに関係がある

 

母の絵は

源平しだれ桃