病院から帰る車の中でじぃじが
病気が解って丁度一年じゃあね!
と、急に話し始め
「うん、覚えとったん」
「忘れたことなんてないよ」
「去年の今頃はしんどそうな、かったもんな」
「まさかこんな事になるとは思わなく、熱中症かな?位 にしか思わんかった」
「ごめんな 気づいてあげれなくて!」
「入院中の治療も泣き言ひとつ言わずによくがんばったね」
「生きていてくれてありがとう」
わたしの入院中、家族でいろんなこと話し合ったみたいで・・・
じぃじは頭が真っ白になって二人の子供達に頼ってばかりだったそうです。
娘からは家の中のこと何も知らないのじゃね。全部お母さん任せにしてたの と 叱られたそうです。
洗濯、掃除、料理、 何も解らない、
電子レンジの使い方も解らない、
お母さんは絶対帰ってくるから
それまでに覚えてね と教えて貰ったそうです。
娘よありがとう、今は洗濯、掃除は
してもらってます。
料理のレパートリーはカレー、チャーハンのみ
皆さんのおかげで入・退院を繰り返しながら、今は自宅療養できてます。
普段、無口だったじぃじ
が、よく会話をするようになりました。
「じぃじ、こちらこそありがとう。これからもお付き合い宜しくお願いします。」
もうすぐヒマワリ🌻も咲きますよ。

